[GMCD] Twilight Ocean シャリーのアトリエ~黄昏の海の錬金術士~ ボーカルアルバム

ガストのRPG「シャリーのアトリエ~黄昏の海の錬金術士~」のボーカル曲を集めたアルバム「Twilight Ocean」を一通り聴きました。
インスト曲を含めて、全11曲収録(うち3曲はOSTからの再録)。
再生時間は、トータルで約52分。

昨年末からひたすら聴いてきたアトリエシリーズの「黄昏」シリーズ三部作のOST、ようやく最後の1枚になりました。
意外とあっという間に聴き終わったような気がします。
ゲーム音楽好き補正を差し引いても、全体的に曲が自分好みだったからでしょうか、さほど苦ではなかったです。

というわけで、「黄昏」シリーズの第3作目「シャリーのアトリエ」のボーカルアルバムですが、他2作のボーカルアルバムに比べると大人しい印象が残りました。
クセがないというか、尖がった部分がほとんどないというか。

曲の雰囲気は、他2作のボーカルアルバムに比べると、やや幻想的な感じ。
うっすら霞がかかった世界の中で暗中模索しているような、そんな幻想さです。
どの曲にも、重い何かが少なくとも一欠片だけ隠れている感じがしました。
全体的に薄く暗い幻想的な雰囲気が纏わり付いているためか、一曲一曲のインパクトは小さかったです。
がっつり後ろ向きな曲も(例外を除いて)あまりないけれど、がっつり前向きな曲も(例外を除いて)あまりないです。
ただ、その分、なんとなく聴きやすかったように思います。
耳当たりがすこぶる良いです。

で、わざわざ括弧書きしたぐらいなので、例外があります。
がっつり後ろ向きな曲は「Narcolepsist」。
OSTに収録されているものと、たぶん全く同じ曲です。
この曲の感想はOSTのレビューでがっつり語ったので今さら語るのもなんですが、とりあえず「やっぱりこの曲好きだ」ということを再認識しました。
なんかこう、聴く度にゾクゾクします。

一方、がっつり前向きな曲は、ACRYLICSTABさんの「渇きの輪郭」。
ACRYLICSTABさんは、「エスカ&ロジーのアトリエ」のボーカルアルバム「Twilight Sky」でも「無限大クロニクル」という前向きな曲がありましたが、その曲と方向性は大体一緒です。
このボーカルアルバムの中では珍しく、テンション高めの底抜けにイケイケな曲でした。
掴みどころの少ない曲が多いこのアルバムでは、良いアクセントになっていたと思います。

100%前向きという雰囲気ではないけれど、maoさんの「Luto~統治するもの~」もわりと前向きな曲でした。
ほぼロックサウンドで、ライブ映えしそうな熱い曲です。
ところどころで前面に出てきて響くピアノや弦の音色に、そこはかとない重苦しさを感じさせるものがありましたが。
でも、そういうピンポイントでヒートダウンさせるところが、たぶんシャリーらしさを醸し出すためのエッセンスなのかもしれません。

幻想的な曲筆頭は、「Rusty Sky」。
これも、OSTに収録されたものと同じものだと思います。
ただ、ボーカルアルバムは全体の再生時間が短い分、オールリピート再生しているとOSTよりも何度も聴く機会が増えるためか、より一層この曲が好きになりました。
オーケストラとピアノが奏でる幻想的かつずっしりとした空気感、そんな空気に溶けるようなボーカルの響き、それらが融合して構築される壮大さ、どれも自分のツボでした。

60~70年代の歌謡曲っぽくて異色だったけど、幻想的といえば幻想的だったのは、チリヌルヲワカさんの「アシンメトリ」。
ベース音が強いからでしょうか、「なんか、ベンチャーズの曲っぽい」というのが第一印象でした。
いや別にベンチャーズ世代じゃないですし、ベンチャーズの曲そんなに知ってるわけではないのですが。
どことなく昭和のレトロ臭を漂わせた曲で、だからこそ妙に印象に残る曲でした。

そんなわけで、幻想的で大人しいけれど耳当たりの良い、曲によっては妙に印象に残ったボーカルアルバムでした。
いつも通りレベルの高いガストクオリティなので、ガストサウンドが好きな方にはオススメです。

コメント

この記事へのコメント


コメントを投稿する


トラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック