[ゲームRev] よるのないくに

PS3/PS4/PS VitaのアクションRPG「よるのないくに」をクリアしました。
プレイ時間は、1周目ノーマルED到達時点で約22時間。トゥルーED到達時点で約33時間でした。

ちなみに、プレイしたのはVita版です。
本当はPS4版を探していたのですが、行った店頭で見つからなかったので、Vita版で妥協しました。

購入前にちらっと見かけた評判で「すごく百合」という話は聞いていたのですが、ガストの独特の世界観や会話のテンポは好きだし、雰囲気が好みそうだったので、発売されてからずっと気になっていた作品でした。
ちょうど積みゲーが無くなって、予約済みの次のゲームが発売されるまで2週間ほど空いたので、ここぞとばかりにプレイしました。
まぁ、途中挫折しかかってるけれど諦めきれなくて燻ってる”詰みゲー”ならば、1本あるのですが。

シナリオは、事前情報通り、すごく百合でした。
それも、親友同士でベタベタしているなんて甘いレベルではなく、恋人同士で本気でイチャイチャしているレベル。
ネタとして「百合展開ktkr!」とか言ってる場合じゃないぐらい、ド直球で百合展開でした。

聖女として選ばれた親友を災いの元凶「夜の君」から助けたい主人公アーナスと、聖女としての責務を果たしてアーナスや世界を救いたいリュリーティス(愛称リュリュ)。
互いが互いを大事に思う気持ちが、この物語の主軸になります。
が、物語の掘り下げがちょっと浅くて、正直、アーナスにもリュリュにもあまり共感できませんでした。
百歩譲って、アーナスの行動はわりと単純明快でブレが少ないので、まだ理解しやすいです。
親友を守るために、障害となる邪妖や妖魔をぶっ飛ばす、という点は単純明快。
ただ、相方のリュリュのやりたいことが見えにくくて、彼女の行動が物語をややこしくしているように見えました。
「お前、とりあえず動くな何もするな」と思うこともしばしばありました。

ただ、脇を固める男性キャラ陣が良い感じの脇役で、ある意味癒しでした。
特に、空気読めないコメディ担当の有角教授とロイドの掛け合いが面白かったです。
なんだあの、犬猿の仲なのに息ぴったりな面白コンビは。

システムは、まぁ比較的オーソドックスな3DアクションRPG。
これまでに何本か3DアクションRPGをプレイしたことがあるのなら、あまり迷うことなくプレイできるかと。

このゲーム独特の特徴の一つ、従魔システム。
本来敵である邪妖を「従魔」として使役して、アーナスとともに戦うというこのシステムですが、面白い反面、邪魔になることもしばしば。
邪妖も従魔も姿形が似ているので、どれが敵か味方か咄嗟に区別が付かなくて、敵だと思って攻撃したら味方で、連打攻撃をスカることが頻発。
その間に、敵から攻撃を食らってダウンしてしまうことがよくありました。

また、Vitaの画面の小ささが災いしたのか、プレイヤーキャラを見失うこともよくありました。
アーナスと従魔と邪妖が狭いダンジョン内でごちゃごちゃと動き回るので、キャラが埋もれてしまいがちでした。

そのごちゃごちゃした感じがVitaに負荷をかけていたのか、プレイ中、かなりの頻度でコマ落ち・処理落ちしていました。
ボタンを押してもレスポンスがないこともしばしば。
そして、プレイ開始からトゥルーED到達までの間に、2回フリーズしました。
そのうちの1回はラスボス戦中に発生して、そのときはさすがにVitaを壁に投げつけたい衝動に駆られました。

また、カメラワークがあまり良くなくて、カメラがオブジェクトにめり込んで、アーナスらがフレームから外れてしまうことが頻発。
「テイルズ オブ ゼスティリア」が叩かれていた理由の一つと同じ現象です。
同じライブラリを使ってるのかな、現象が全く同じように見えました。

そんなこんなで、総じて操作性はあまり良くありません。
PS3版やPS4版では問題ないかもしれませんが、Vita版は結構ストレスが溜まりました。

難易度は、1周目ノーマルEDまでなら、攻撃ボタン連打だけでなんとかなるレベルでした。
が、トゥルーEDまで到達するには、2周目プレイで発生させられる「エクストラシナリオ」のクリアが必須条件なのですが、そのシナリオのボス戦の難易度が高かったです。
エクストラシナリオのボスは、ラスボスより強かったです。
アーナスと従魔のLvを最大まで上げて、装備もそれなりに強いものを身に着けて、その状態で10~20回ぐらいボス戦に挑戦して、ようやく倒せました。
今にして思うと、アクション下手な俺がどうやってあのボスを倒せたのか、何気に不思議でなりません。
よく倒せたな俺。

とはいえ、苦労したわりには、トゥルーEDは必ず見なければならないというほどドラマティックなものでもなく。
確かにノーマルEDよりはすっきりするけれど、そんなに大きな違いはないので、正直10時間追加プレイしてまで見る価値があるかというと、ちょっと疑問です。

ガスト作品は好きだけど、今回のゲームは粗が目立って、正直「う、うーん・・・」と首を捻らざるを得ませんでした。
ガスト作品がめちゃくちゃ好きで、百合展開に抵抗がなくて、多少の操作性の悪さも許容できる人ならば、試しにプレイしてみるのもアリかもしれません。

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