[ゲームRev] ニーア レプリカント

PS3のA・RPG「ニーア レプリカント」(以下、ニーア)をDエンディングまでクリアしました。
難易度はEASY。
プレイ時間は、1周目クリア時点で29時間。Dエンディング到達時点で43時間ぐらい?
クリア時点のLvは、1周目で28、Dエンディング到達時点で40だったと思います。

以前から、ニーアはすごく気になっていた作品でした。
まず評判として耳に入ってきたのは、BGMの良さ。
あまりの評判の高さに、ゲームプレイする前にOSTを買って聴いたのですが、確かにめちゃくちゃ良かったです。
その後しばらくしてから、世界観やストーリーが好評という話を聞きました。
しかも、PVを見た感じでは、陰鬱な雰囲気がすごく自分の好みっぽいし。
発売されてからずっと、プレイできるならやってみたいゲームの最上位でした。

それなのに、なかなかプレイに至らなかったのは、ひとえアクション性の高さ。
PVの戦闘シーンを見て、「あ、これ、俺にはムリだ」と感じて諦めていました。
そういう意味で、「プレイできるならやってみたいゲーム」でした。

それが一転したキッカケは、ふと目にしたとあるQ&Aサイトの回答。
「テイルズができるならできるよ」という感じの一言でした。

まぁ、実際にプレイしてみたところ、あの回答は言葉が足りてないと感じましたが。
「『テイルズ オブ』シリーズを初回HARDでクリアできるなら、ニーアは難なくできる」の間違いじゃないか、と。
A・RPGは基本的に攻撃ボタン連打ぐらいしかできず、『テイルズ オブ』シリーズは初回NORMALでギリギリ、TOD2にいたっては冒頭からラスボス戦まで全てオートバトルでクリアした身からすれば、ニーアのアクションはEASYでもかなり辛かったです。

というか、途中2回ほど、本気で挫折しかけました。

1回目は、イベント進行上必須の魚が釣れなかったとき。
冗談ではなく、本気で全く釣れませんでした。
30分ほど粘って何度もチャレンジしたけれど、ヒットしてから1秒ももたずに逃げられまくって。
さすがに、心が折れました。
このときの絶望っぷりをTwitterで呟いたところ、周りの友人たちから「魚釣れなくて詰んだって、どういうこと!?」と一斉に詰め寄られたりもしたくらい、本気で釣れなかったんです。
その後、とある友人から釣りのコツを教えてもらって、なんとか必要な魚は釣れたのですが。
とはいえ、結局最後まで、それ以外の魚は一匹も釣れませんでした。
サーディンとか、きっと都市伝説に違いない。

2回目は、パズル形式のダンジョン。
非常にアクション性の高いパズルで、何度ゲームオーバーになったことか。
ある程度まで進められたものの、途中で体力と気力が尽きて「なんか、もう、ムリぽ・・・」と真っ白に燃え尽きました。

そんなこんなで、PS3版(パッケージ版)は途中で詰みました。

が、それで済まなかったのがニーアの怖いところ。

事の発端は、2016年4月のライブイベント。
チケットが取れなかったのでニコ生視聴だったのですが、それがまたすごく良くて。
その影響で「ゲームクリアできなくても、せめてストーリーだけでも知っておこう」と考え、ネタバレ考察サイトを見て。
そしたら、世界観や設定が完全に自分の好みド直球。
「これはやらねば!」と謎の使命感に燃えた結果、PlayStation Nowで再開するに至りました。

ちなみにPS Nowで再開したのは、PS4やVitaなら操作感が違って先に進められるかもという淡い期待と、ライブ開催記念キャンペーン(だったっけ?)で激安配信してたから。
そんなわけで、クリアしたのはPS Now版です。
それと、PS3版は攻略サイトに頼らずプレイして気力・体力を使い果たしていた感じもしたので、再開後は最初から攻略サイトに頼りっきりでした。
ネタバレ見た後だったから、もはや怖いもの無しでしたし。

クリアした今にして思うと、前半の難易度は結構高かったけれど、後半はそうでもなかった気がします。
前半(特に序盤)は勝手がつかめなかったせいもあるかもしれませんが、後半は思っていた以上にサクサク進められました。
後半になると攻撃力の高い武器がザクザク手に入り、Lvも心持ち上がりやすくなっていたような。
そのおかげか、アクションで詰まることはあまりなかったです。

とはいえ、攻略サイトがなかったら、やっぱり途中で詰まっていたと思います。
特にノベルゲーム形式になるところは、なかなか正解の選択肢がわからなくて自力突破は難しかったんじゃないかと。
メッセージスキップや選択肢スキップなんてもちろん実装されていないから、繰り返しプレイにもたぶん限度があるだろうし。

そうそう、このゲームは3Dフィールドから2Dマップに切り替わったり、前述の通りパズル要素があったり、急にノベルゲームが始まったりと、様々なギミックが組み込まれています。
制作陣のやってみたかったこと、表現したかったことを、あれやこれやな手法で片っ端から詰め込んだ感じがしました。
それにしても、急にノベルゲームが始まったときには「何事?」と思いましたが。
ただ、物語後半で明かされるバックグラウンドを考えると、表現手法としては面白いと感じました。

ミニゲームもいくつかあって、やり込み要素もたっぷりです。
ストーリーを追うだけでも良し、やり込んでトロコンを目指すも良しな作りです。

物語は、複雑だと思います。
ネタバレ考察に触れた状態でプレイしていたので、幸いにしてあまり置いてけぼり感はなかったのですが、ゲーム内で明かされる情報だけで世界観を把握するのは、結構難しいのではないかと。
後半から終盤にかけて重要な謎が一気に明かされていくけれど、どれも断片的なものだったり、「なにこれ?」な単語が出てきたりするので、それを補完するにはかなりの想像力が必要かもしれません。
もしネタバレなしでプレイしたとしても、一週目であれを全部理解できたとはちょっと思えません。
そういう意味では、事前にネタバレに触れておいて良かったかもしれません。

が、ネタバレなしでプレイして、「な、なんだってーっ!」という驚愕も味わいたかった気もします。
なんというジレンマ。罪深いな、ニーア。

その物語ですが、やっぱりとても自分好みでした。
終末的世界観好きにはたまりません。
一見のどかなようでいて、マモノの脅威に怯えて緩やかに荒廃・退廃していっている空気感がツボでした。
また、冒頭から終わりまで続く救いのない展開も、好感が持てました。
ほんの少し持ち上げておいて、次の瞬間には絶望の底に叩き落とし、プレイヤーの心を容赦なく抉る、というのが交互に続く感じです。

そんな世界観や物語の雰囲気を醸し出す一助となっていたグラフィック、あの白と黒/光と闇のコントラストも良かったです。
全体的に彩度の低いグラフィックで統一されている中、バトル中に飛び散る鮮血だけが色鮮やかで。
これは、本当に良いグラフィックでした。

そんなわけで、アクションにかなり手こずり、2回ほど本気で詰んだ本作でしたが、それを乗り越えて最後までたどり着けた甲斐のあったゲームでした。
中盤まで気付かなかったけれど、ボス戦中にゲームオーバーになってもある程度敵のHPが減った状態からコンティニューできるなどの救済措置があるので、ゲームオーバーを恐れずに繰り返しプレイしていれば、アクション下手には辛いボス戦でもなんとかなるかもしれません。
その苦労をしてでも、一見の価値のある物語だったと思います。
PS Nowでもプレイできるので、PS3がなくてもPS4かVitaがあればプレイ可能です。
興味を持たれたら、ぜひ次回作「ニーア オートマタ」が発売する前に一度プレイを。

コメント

この記事へのコメント


コメントを投稿する


トラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック