[GMEV] Game Addict's Music Ensemble RE Concert ~10周年! GAMEバンド the Best~

6月4日に開催された「Game Addict's Music Ensemble」(以下、GAMEバンド)の10周年記念コンサートに行ってきました。
会場は、越谷サンシティホール 大ホール。
開演は16:30で、終演は18:50頃でした。

今年で結成10周年となるGAMEバンド。
とある縁により楽団の存在を知り、2009年の第2回演奏会から足を運び続けています。
アマチュアのゲーム音楽専門の楽団が巷にいくつも存在することを知ったのも、最初のきっかけはGAMEバンドでした。
そういう意味では、個人的には何かと思い入れの強い楽団です。

そのGAMEバンドのリバイバルコンサートということで、今回の演奏会で演奏された曲はいずれも、過去の演奏会で一度は演奏されたものになります。
とはいえ、この10年の間にメンバーの入れ替わりなどがあったため、過去に演奏されたものをそのまま演奏というわけにはいかなかった模様。
大幅に編曲し直されているものもありましたし、ゲーム単位のメドレー形式で演奏されたものを分解して、改めて一つにまとめてメドレー形式にしたものもありました。
その一方で、あまり編曲されずに、以前演奏されたときのままのものもあったような気がします。
もはや昔の記憶が曖昧なので確かではないのですが、「なんか、以前聴いたときもこんな感じのアレンジだったような」と思った曲が1, 2曲ほどありました。

演奏は、ここ数回の演奏会と大体同じくらいのレベルでした。
お世辞にも、すごく上手とは言えません。
結構音を外すし、出だしがヒョロっていた箇所も数え始めたらキリがありません。
ただ、第2回や第3回の頃と比べたら、演奏技術は格段に向上しています。
音が安定してきたし、響きや和音が綺麗になり、速いフレーズでも指が回るようになってきた思います。
演奏者の方々の日々の努力を感じました。

GAMEバンドといえば大掛かりな演出も特徴の一つですが、今回はいつもに比べると控えめでした。
がっつり演出のあった曲は1曲だけ。
第一部のMCのトークも、長かったけれど控えめ。
10周年記念ということで、演奏に注力したためでしょうか。

とはいえ、開演直後の場内アナウンスの演出は、なかなかのインパクトでした。
場内アナウンスが途中から乱れて、雑音交じりのなか、過去のGAMEバンドの演奏が聴こえる、というもの。
映像があったら印象が違ったかもしれませんが、音声だけだと完全にホラーです。
ちょうど現在進行形でホラーゲームをプレイしているものだから、「友達の友達から聞いたんだけど、GAMEバンドってコンサート中に時空の歪みに巻き込まれて、観客ともども全員消えちゃったらしいよ」って都市伝説化して広めたくなりました。
・・・・・・まぁ、こんなミーム、すぐに消滅すると思うけど。

演奏以外の運営面でも、今回は新しい試みが見られました。

まず一点、待機列を作らないこと。
運営の手間の省力化が図れるという点では、無料のコンサートではアリかもしれません。
しかも、GAMEバンドは開場前に長蛇の列ができることがあまりないから、今回は大きな混乱もなくできたことだと思います。
ただ、観客として少し早めに行った身とすれば、せっかく早めに行ってもホール入場が遅くなるという不公平感を若干感じましたし、勝手が違うため混乱もしました。
この点は、今後要検討してほしいところです。
でも、パンフレットだけは来場者順に先に配布してしまうというのは、入場の際の混雑を回避する利点があって良かったです。

もう一点、メドレーやアンコールの曲目リストを別印刷して配布したこと。
これ、すごく良かったです。助かりました。
演奏会によってはメドレーを構成していた曲がパンフレットに掲載されないことが時々あるのですが、それで内心困ったこともありました。
「あの曲良かったな」と思って後で復習したくても、曲名がわからなくて復習のしようがなかったり。
良い曲を知ってもらうためにも、リストにして配布するという手法は今後も続けてほしいです。

他に運営面で気になった点は、ロビコンの場内告知がなかったところ。
ロビコンがあったことに気付かなかった人も、結構いたのではないかと思います。

そんなわけで、およそ1年ぶりのGAMEバンドの演奏会。
演出が控えめでしたが、GAMEバンドの進化が伺えたコンサートでした。

次回、第6回演奏会は2017年の初夏に開催予定で、FF9は確定っぽいです。
これまで同様に、引き続き活躍を楽しみにしています。


これより下は、今回のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。


セットリストは以下の通りです。

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[ロビーコンサート]
L-01. FINAL FANTSY CHRYSTAL CHRONICLEより「旅立ち」「モーグリ草を取りに」

[プレコンサート]
P-01.ドラゴンクエストシリーズより「序曲のマーチ」「遥かなる旅路~果てしなき世界」

[第一部]
1-01. みんな大好き塊魂より「塊オンザスウィング」
1-02. RECORDS OF "G" ~GAMEバンド過去演奏会メドレー~
ことばのパズル もじぴったん より「ふたりのもじぴったん」
MOTHER1~3 より「Eight Melodies」
ロマンシング サ・ガ3より「四魔貴族バトル2」
グランディアより「グランディアのテーマ」
クロノ・トリガーより「ファンファーレ」
アクトレイザーより「オープニング」
LIVE A LIVEより「LIVE・A・LIVE」
アイドルマスターシリーズより「THE IDOLM@STER」
428~封鎖された渋谷で~より「Main Theme」
モンスターハンター4より「旅立ちの風」

1-03. リズム天国ゴールド メドレー
タイトル/ブルーバーズ/ピンポン/うれっこアイドル/平凡
1-04. 勇者のくせになまいきだ:3D メドレー
すべての始まり/こぼれおちたストーリー/はじまりはいつもダンジョン/ツルハシと魔王と/魔王を守れのテーマ/大ピンチな魔王/ダンジョンにさようなら/突然のストーリー/午後の勇者/やればできるね/ミラクル・ダンジョニスタ!/悪のトライアングル/訪れる脅威/ファイナル・ギャザリング/来たるべきセカイ

[第二部]
2-01. クロノ・クロスより「CHRONO CROSS~時の傷痕~」
2-02. 3つのジャポニズム ~ゲーム音楽のための~
天外魔境 風雲カブキ伝より「メインタイトル(カブキ団十郎のテーマ)」
大神より「Reset~ありがとうバージョン~」
せがた三四郎 真剣遊戯より「セガサターン、シロ!」

2-03. 交響詩曲タクティクスオウガ
第一楽章
Overture/Catastrophe/A Cygnet/VENDETTA!/Blasphemous Experiment/Fight It Out!
第二楽章
Chivalry And Savagery/Song of tundra/Fog of Phantom/Limitation
第三楽章
Reminiscence/Coronation/Awakening/Passiong Moment


[アンコール]
E-01. アークザラッドより「アークザラッドのテーマ」
E-02. Super Mario Medley for GAMEBAND
スーパーマリオワールドより「エンディング」
ヨッシーアイランドより「アスレチック」
スーパーマリオ64より「スライダー」
マリオカートWiiより「レインボーロード」
スーパーマリオギャラクシーより「ウィンドカーテン」
スーパーマリオブラザーズより「地上BGM」

E-03. 次回予告
FINAL FANTASY IXより「CCJC TVCN 30"」

[お見送り曲]
S-01. FINAL FANTASY VIIより「エアリスのテーマ」
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これより下は、印象に残った曲ごとの感想になります。

1-01. みんな大好き塊魂より「塊オンザスウィング」
ほぼ原曲そのままでしょうか。
明るくノリの良い雰囲気はそのまま。
ただ、原曲が原曲なので吹奏楽と相性が良いのはわかっていたけれど、やっぱり生演奏で聴くとさらに良いです。
迫力が違うというか、手の触れられる距離にノリの良さがあるというか。
この曲を演奏したいが故にGAMEバンドが始まった、というのも、なんだか肯ける気がしました。

1-02. RECORDS OF "G" ~GAMEバンド過去演奏会メドレー~
前述の通り第2回演奏会から毎回足を運んでいるので、どの曲もほぼ一度は聴いたことがある(ハズな)のですが、このメドレーが最もGAMEバンドの進化を感じた曲でした。
特にそれが強かったのが、ロマサガ3の「四魔貴族バトル2」。
第2回演奏会では音が結構ヘロヘロだったような覚えがあって、その時に比べたら随分進化したなぁ、と。
子供の成長を見守る親のような気分で、演奏を聴いていました。
もっとも、親になったことがないので、親心がどういうものかはわからないのですが。

他にももう一度聴きたかった曲が目白押しで、非常に俺得なメドレーでした。
グランディアとか、アクトレイザーとか、LIVE A LIVEとか、428とか、MH4の「旅立ちの風」とか。
本当にもう、全部俺得過ぎです。心の中で大喜びしました。

しかも、進化したGAMEバンドによる演奏だったので、2ndGや3rdGの頃のような明らかなグダグダ感もほとんどなくて。
特に金管楽器の覚醒進化っぷりが目覚ましいと思います。すごく格好良かったです。

ついでに、「もじぴったん」でティンパニの方がでっかいハサミをリズミカルに動かしていたのですが、そのリズム感の良さが半端なかったです。
あれが妙に印象に残りました。さすがリズム隊。

1-03. リズム天国ゴールド メドレー
今回の演奏会で唯一の、演出てんこ盛りだった曲。
GAMEバンド名物の、全身タイツ軍団が大活躍した曲でした。

「うれっこアイドル」では観客参加型の演出もあって、楽しかったです。
確か3rdGのときにも同様の演出があったけれど、あのときは気恥ずかしさがあって、あまり乗れなかったんだよなぁ。
今回は、前回に比べればリズムに乗れた気がします。
それでも「かーもね、ハイッ!」の「ハイッ!」はできませんでしたが。
ごめんなさい、あれは、さすがに恥ずかしくて抵抗があるんです。

そういえば、開演前に手拍子の練習があり、手本として登壇された方々のインパクトが強烈でした。
進行役1人+手本6人(だったかな?)だったのですが、そのうち手本3人が女装男子で。
見た目とは裏腹の低い掛け声に、まず驚きました。
しかも、ステージ向かって左から2番目の方が、ものすごくノリッノリのキレッキレな動きで。
驚愕を通り越して、しばし唖然としてしまいました。
SPの時ほどではなかったにしても、SPに次ぐ衝撃でした。
・・・・・いや、SPにそんな衝撃的なことなんてあったっけ? うっ、頭が・・・・・・(以上テンプレ

まぁでも、GAMEバンドだから仕方ないね。

1-04. 勇者のくせになまいきだ:3D メドレー
勇なまの曲は、本当に吹奏楽と相性が良いなぁ、と改めて感じました。
原曲のチープな音色が吹奏楽の音色に変わったことにより、曲の雰囲気がかなり豪華になった印象は受けました。
しかし、曲の良さはそのまま。
「悪のトライアングル」とか「ファイナル・ギャザリング」とか、曲の根底にある格好良さはそのままでした。

2-01. クロノ・クロスより「CHRONO CROSS~時の傷痕~」
吹奏楽だからでしょうか、原曲よりも力強さが増しているように感じました。
2ndGのときも、こんな編曲でしたっけ?

2009年の2ndGのときは、この曲が1曲目だったので、ものすごく音がヒョロっていた記憶があります。
ゲームで知って以来ずっと生演奏で聴きたかったこの曲を、人生で初めて生演奏で聴いたのがGAMEバンドの2ndGだったので、当時はその事実だけで満足してしまっていたのですが、今思い返してみたら結構グダグダだったような。
今回も多少音が外れたりしていたけれど、2ndGのときほどではなく、そこからもGAMEバンドの進化を感じました。

2-02. 3つのジャポニズム ~ゲーム音楽のための~
「大神」きたっ! しかも「Reset~ありがとうバージョン~」きたっ!!
大神のなかでも特に好きな曲を、しかも素晴らしくドラマティックに演奏してくれて、本当にありがとうございました。
あの、サビにかけての盛り上がるところ、本当にたまりません。

「セガサターン、シロ!」は、先週コールクリスタルマナ(CCM)のコンサートで聴いたばかりだったので、演奏を聴きながら脳内ではCCMの歌声が鳴り響いていました。
いっそ、またGAMEバンドとCCMで演奏会を共催して、この曲を演奏すれば良いと思います。
むしろやってくださいお願いします。

2-03. 交響詩曲タクティクスオウガ
パンフレットによると、3rdGではCルートのイメージだったそうですが、今回はLルートのイメージだそうです。
2周目プレイでは、1周目と違う選択をしたくなって当然じゃないですか! という理由に基づいた変更のようです。
・・・・・・そっすか。俺、1周目でLルートでしたよ?

それはともかく。
曲全体からは、弦楽器のオブラートで包まれていた原曲の根底に潜む、攻撃的というか直情的な部分が抽出されたような、そんな荒々しさや猛々しさを感じました。
タクティクスオウガの曲を聴くと、いつもなんとなく「冬」が想起されるのですが、今回演奏された曲からはむしろ「吹雪」とか「雹」とか、いっそ「冬季雷」でも良いくらいの、そんなイメージが湧きました。
吹奏楽だとこうなるのか。なるほど。

とはいえ、第三楽章に演奏された曲は、全曲ラスボス戦後の穏やかな曲。
ED曲「Passiong Moment」は原曲キーのままで演奏すると、確か金管楽器が限界突破してしまうと思うのですが、それがなかったのはキーを下げていたのでしょうか。
終曲部で、原曲にはあるトランペットの音が抜けていたのは、限界突破することがわかっていた上での編曲だったと思いますが。
中盤から終盤にかけての一番盛り上がるところで、木管も金管も音をビシッと決めてくれたところは感動しました。

10周年記念のメインを張る曲だけあって、入念に練習したんでしょう。
音色がグダグダになることなく、しっかりまとまっていました。
また、戦闘曲ではガンガン勢いのある迫力がありつつも、神秘的・幻想的な曲ではちゃんと抑えるようにコントロールされていて、良い演奏だったと思います。

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