[GMCD] 猫叉Master / follow slowly

コナミのBEMANIシリーズで活躍されているコンポーザ・猫叉Masterさんのアルバム「follow slowly」を、遅ればせながらゲットしました。
収録曲数は、全17曲。
再生時間は、トータルで約75分。

猫叉Master名義では4枚目となる本アルバム。
いつか聴きたいと思い、某Amaz○nの「欲しいものリスト」には登録していたのですが、気が付けば1年以上経過していました。
そこへきて、軽いストレスと夏季賞与と積みCDが減ってきたことの合わせ技を喰らい、カッとなってオンライン配信版を購入した次第です。

ちなみに、「beatmania」を始めとしたコナミの音ゲーは、いずれも未プレイです。
友人・知人がプレイしているところを見ることは何度かありましたが、自分ではロクにプレイしたことがありません。
誘われて1, 2回プレイしてみたものの、「あこれ、俺にはムリだ」と悟ってからやっていません。
ただ、曲は好きなので、OSTを聴くことはしばしばありました。ちょっと前までは。
聴いたことのあるOSTの中にあった「サヨナラ・ヘヴン」で脳天に直接叩き込まれるような感動を覚えて以来、猫叉Masterさんのアルバムは買い続けています。

全17曲のうち、「beatmania」「pop'n music」「REFLEC BEAT」「jubeat」などのゲームに収録されている曲は11曲ぐらい。
ゲーム版を知らないので確かなことは言えませんが、再生時間からすると、本アルバムに収録されているものはいずれもフルバージョンと思われます。
なお、他の6曲は、本アルバム用のオリジナル曲のようです。

曲調は、ノリが良くてリズミカルなテクノ、という感じでしょうか。
音ゲー用の曲が多いので、ノリが良いのは当たり前といえば当たり前なのですが。
猫叉Masterさんの過去の作品の中でも特にインパクトの強かった曲に見られる民族音楽風の曲調は、今回のアルバムの曲ではそれほど感じられず。
とはいえ、皆無というわけでもありません。

前半の1曲目~6曲目あたりは、ノリやすいポップな曲・ロックな曲が集まっている感じ。
特に「Flying soda」と「TWINKLING other side edition」が印象を決定付ける強い影響を持ってるような気がします。
高音がすごく伸びるボーカルと、若干ネガティブな歌詞のギャップが、耳に残るというか。

7, 8曲目の「slowly」と「猫侍の逆襲」を挟んで中盤の曲は、前半と雰囲気が変わります。
前半にはあまりなかったような、エキゾチックな雰囲気が強くなります。

猫叉劇団名義の「envidia」と「Esperanza」は、スパニッシュな曲調です。
ギターやマンドリン、パーカッションのリズミカルな音色が疾走感を醸し出していて。
過去の猫叉Masterさんの曲が好きな方には刺さるものがあるのではないかと。

そこから続く「アヴァロンの丘」は、これまたエキゾチックな曲が続きます。
「アヴァロンの丘」はかなり民族音楽色が強いので、民族音楽調のゲーム音楽好きの自分にはたまりませんでした。

「Symmetry」は、ここまで3曲続いたエキゾチックさから少し離れて、神秘的で幻想的な曲になります。
力強くも儚さすら感じられるテクノ曲です。

「Symmetry」で醸し出した幻想的な空気感は、そのまま本アルバムのメインディッシュに引き継がれます。
「Despair of ELFERIA」「Element of SPADA」「Scars of FAUNA」は、おそらく同じコンセプトの元に作曲された曲だと思うのですが、ファンタジー色の色濃い格好良い曲です。
いずれも3拍子の曲で、3拍子でこういう曲にすることもできるのか、という衝撃が強かったです。

「Despair of ELFERIA」は、交互に連打しているシンバルとドラムがすごく印象的でした。
楽器の構成というか使い方が面白いと思った曲でした。

「Element of SPADA」は、ボーカルの霜月はるかさんがこれまで発表されてきた曲に良く似た雰囲気の曲です。
曲調も歌詞もすごくファンタジーで、浮遊感すら感じられるような、そんな曲調です。
霜月さんの曲が好きな方にはハマるのではないかと。

「Scars of FAUNA」は、他2曲に比べると民族音楽色が強いです。
が、猫叉Masterさんの本領発揮という感じもします。
裏の方から不思議なリズム音が聴こえるためか、特に非現実感が強かったです。

そういえば、本アルバム全編通して、結構ボーカル曲が多いのも印象的でした。
とはいえ、どの歌声も曲とすごくマッチしていて、いい感じに曲の世界観をさらに強くする一助になっています。
なお、曲によってボーカリストは異なります。

個人的には、「サヨナラ・ヘヴン」や「Tree in Lake~消えたチチカカの木~」のような、一発で鋭く切り込んでくるほどのインパクトの強い曲はなかったものの、繰り返し聴いているうちにじわじわと「この曲すごく良いじゃん」と思えるような曲ばかりでした。
噛めば噛むほど味が出る、スルメみたいなアルバムです。
とりあえず全編通して言えることは、とにかくノリが良いことと、とにかく耳当たりが良いこと。
作業用BGMにしても邪魔にならず、むしろ謎の疾走感から作業が捗りそうな気がします。
また、曲に深みがあって面白いので、真正面から向き合ってがっつり聴き込むと、どんどん曲から離れられなくなりそうです。

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