[ゲームRev] Caligura -カリギュラ-

PS ViraのジュブナイルRPG「Caligura -カリギュラ-」をクリアしました。
難易度Normalで、クリア時のLvは32。
クリア時のプレイ時間は、約45時間でした。

タイトル名の由来が心理現象の「カリギュラ現象」であることと、シナリオライターがペルソナ1, 2(罪・罰)の里見直氏と知り、発売前からなんとなく気になってチェックしていた作品でした。
が、発売元がフリューであることが引っかかってあと一歩を踏み出せず、とりあえず様子見。
そうしたら、発売日直後から「カリギュラが面白い」と思っていた以上の高評価を聞き、その後すぐに購入しました。
発売直後に買ったためか、予約特典付きのものをゲットできました。

ジュブナイルRPGということもあって、登場人物は全員(一応)高校生です。
NPCも含めて誰もが高校生特有の内面的な問題を抱えていて、それがどれもこれも結構重いです。
特に、PTメンバーの抱えている問題や心の闇が、エグいです。
もっとも、里見氏のシナリオだし、ある意味想定内の重さでしたが。
ペルソナ1や2をプレイ済みであれば想像できるかもしれませんが、大体あんな雰囲気です。

そんな感じで重いシナリオでしたが、個人的には楽しめました。
どのPTキャラの事情も共感できるものでしたし、それ故に戦う理由もしっかり描かれていて。
後半で各キャラの真の事情が明かされ始めたあたりから、「これはクリアしなきゃ」と妙な使命感に駆られていました。
さらに後半から終盤にかけては先の気になる展開目白押しで、気が付いたら一気にプレイしていました。

前半は若干やらされている感が強かったのですが、後半の展開は良かったです。

バトルは、このゲームにおける最大の特徴かもしれません。
言葉で説明するのが難しいのですが、かなり特徴的です。
連携が重要になってくるので、戦略性が問われます。
「こいつがこの技をぶっ放すと敵がエアリアル状態になるから、そこであいつの技でダウンさせて、そこでこの技で追撃するから少し間を空けておいて」と、バトルを俯瞰的に把握しないと、たぶん終盤辛くなります。
Lvを敵よりも5~10ほど高くまで上げていれば単純にボッコボコにすれば良くなるのですが、Lvが同じくらいか敵の方がLvが上の場合は、あれこれ試行錯誤することになります。

バトルシステムが特徴的だったので、ゲーム開始直後は慣れるまでがたいへんでした。
が、慣れてしまえば爽快感を得られます。
上手く連携できたときは、内心ガッツポーズものです。

とはいえ、中盤あたりで王道パターンができてしまい、そこからはちょっと作業的になってしまいました。
敵が思わぬ反応を見せて想定していた連携ができなかったときこそ多少焦るものの、大体王道パターンにハマってくれるので、ややバトルが億劫に感じることも。
そんなこともあって、途中からはダッシュで雑魚敵から逃げまくってました。

シナリオは一本道ですが、やり込み要素はかなりがっつりあります。
まず、正確なシステム名は不明ですが、「友達何人できるかな?」システム。
赤の他人の学生に話しかけまくって親交を深めて友達になり、そこで明らかになるトラウマを解消してあげるとスキルを入手できるというものです。
学生によっては話しかけても拒否られることがあり、その場合はその学生と関係のある学生と友達になる必要があります。
人間関係は「因果系譜」というもので俯瞰できるのですが、これがなかなかに複雑。
「因果系譜」によると、クラスや学生ごとのグループに名前が付けられていて、どうやらそれぞれドラマがあるっぽいので、そこは興味があるのですが。
いかんせん、学生数が500以上と半端なく多いので、自分は早々にコンプリートを諦めました。
必ずしもやらなければならないわけでもなかったので、「あ、これ、俺の根気じゃ無理だ」と思い、すぐに友達になれるヤツにだけ話しかけるようにしていました。
そんなわけで、あまりやり込んでいませんが、それでも友達250人ぐらいにはなりました。
ちなみに、PTメンバーのキャラクターシナリオだけは、全員最後までプレイしました。

それと、「ワールド・リワード」というシステム。
敵討伐時にごく稀にドロップする「ワード」を集めると、高レベルダンジョンの扉が開く、というものです。
この「ワード」がクセモノで、本当になかなか落ちてくれません。
自分の場合、クリアまでプレイして1回しか落ちませんでした。
どうやらドロップ率が1,000分の1とかそれ以上にシビアな設定にしてあるらしく、自力で全収集は事実上ほぼ不可能です。
ワードはドロップせずとも知っていれば良いっぽいので、攻略サイトなどでの情報収集がある意味必須になります。
制作側ももとよりそのつもりっぽい(それらしいコメントが出てくる)ので、挑戦するなら素直に攻略サイトに頼ることをオススメします。

最後にBGMについて。
有名なボカロPによる曲はダンジョン曲兼通常戦闘曲として聴くことになるので、ゲーム中かなりの時間聴くことになります。
そのためか、かなり耳に沁みついている気がします。
とはいえ、かなりノリの良くテンションの上がる曲で、ダンジョン曲・戦闘曲としては盛り上がる良曲でした。
個人的には、それらの曲をアレンジしたボスバトル曲の方が好きでした。

ちなみに、予約特典のフルアルバムCDですが、「フルアルバム」=「OST」ではありませんでした。
ボカロPの曲のフルバージョンが収録されたCDで、それ以外の曲はありません。
そのフルアルバムを聴いて気付いたのですが、ゲーム収録版はループ用にかなり端折られてます。
「あれ、このフレーズ初めて聴いた」という箇所が結構ありました。

そんなわけで、シナリオを追うだけというスタンスでプレイしていましたが、思った以上に楽しめたゲームでした。
暗くて重くてシリアスなシナリオが好みの方にはオススメです。
やり込み要素がえげつないレベルで容赦ないので、「プレイしたからにはやり込み要素も全制覇しないと気が済まない」という方には、オススメしたいけれどある意味オススメできません。
廃人まっしぐらになりそうなので、ほどほどに自制できる方のみオススメです。

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