[GMCD] いけにえと雪のセツナ オリジナル・サウンドトラック

PS4, PS Vitaで発売されたRPG「いけにえと雪のセツナ」のOSTをゲットしました。
CD2枚組で、収録曲数は71曲。
再生時間は、トータルで2時間25分ほどです。

ゲームは未プレイですが、OST発売当初から「曲が良い」という評判を聞いていて、気になっていたOSTでした。
が、あと一歩が出ないまま、半年ほど経過。
そんな状態の自分の背中を一押ししたのが、2016年10月に開催されるコンサートでした。

曲が良いと評判だけど「いけにえと雪のセツナ」の知名度があまり高くないことから、「あ、これ、今行かなかったら後悔する可能性大のヤツだ」と直感。
とりあえずチケットの先行抽選に申し込んでみたら取れてしまったので、「それならば」とOSTを買おうと決心した次第です。
なんというか、OSTを聴くまでの過程がいろいろ邪道過ぎて、我ながら笑えないどころかドン引きレベル。

そんなわけで聴いてみたOSTでしたが、これまで聴いてきたゲームのOSTとは一線を画すような特徴的な作品でした。

なんといっても、全曲通してほぼピアノ独奏なところが一番の特徴かと。
構成要素のうち9割以上がピアノの音色です。
曲によってはシャカシャカしたパーカッションが入っていたり、ボーカル入りが1曲、矩形波っぽい音の曲が1曲という例外もあったりしますが、大体ピアノ独奏。
ここまで徹底的にピアノだけで固めたOSTは、たぶん初めてです。

そんなピアノの音色だけで70曲も作られているわけで。
単一の楽器でそんなにも数多くのバリエーションを作れるところに、ピアノが持つポテンシャルの高さを感じました。
全体的に落ち着いた静謐な曲が多いのですが、中には激しい曲やおどろおどろしい曲もあったり。
ピアノ1台で、こんなにもいろいろな表現ができるのかと驚きました。

ピアノは1台でオーケストラ、という話をどこかで耳にしたことがありますが、それを体現しているかのような作品でした。

ただ、ピアノ独奏で統一されているために、どことなく似たような曲ばかりに感じてしまうのも否めません。
「この曲、さっき流れてきた曲と似てないか?」と感じることがしばしば。
まぁ、自分の聴力と記憶力が、加齢とともに衰えてきているからかもしれませんが。

全曲ピアノ曲なので、ピアノの魅力が「これでもかっ!」と言わんばかりにふんだんに盛り込まれています。
とにかく響きがすこぶる綺麗です。
聴いていて、不快に感じる曲がありません。
なんというか、ピアノ特有の澄んだ音色が、そっと耳をなでる感じ、と言えばいいでしょうか。
そんな感じを、あらゆる曲で堪能できます。

響きも綺麗ならば、フレーズも綺麗です。
悪く言えば無難ですが、良く言えば王道ゆえの心地良さがあります。
印象に残りやすいようなインパクトのある曲は少ないけれど、作業用BGMとしてはかなり良い感じです。
作業しながら聴いていて、集中力の途切れたところで曲がすっと入り込んできて、「あ、この曲いいな」と感じるような、そんな良さです。

ほぼピアノ独奏なので、音がすこぶるがシンプルです。”ド”が付くほどにシンプルです。
メインのメロディに、軽く伴奏が付いている程度です。
あまりにシンプルなため、シャープな印象を抱きました。
ここまでシンプルなのも、最近では珍しいかも。

そんなわけで、ピアノの音色にこだわってこだわってこだわり抜いて作成されたかのような本作品。
OSTを聴いていて、どの曲も生のピアノ演奏で聴きたくなりましたし、コンサートが俄然楽しみになってきました。
また、ゲームへの興味もやや上がってきました。
とにもかくにもピアノづくしの良曲揃いなので、ピアノの音色が好きな方にはオススメです。

コメント

この記事へのコメント


コメントを投稿する


トラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック