[GMEV] シュデンゲン サロン コンサート

2016年12月23日(金・祝)にMelodies of Crystal(以下MoC)主催の「シュデンゲン サロン コンサート」が開催されたので、昼公演に行ってきました。
会場は、代々木にあるアトリエ ムジカ
開演は15:00で、終演は16:50頃でした。

■ステージと観客席の驚きの近さ
今回の演奏会はサロンコンサートという形式。
そんなわけで、会場がサロンという非常に狭い空間でした。
観客は、入っても70人ぐらいだったと思います。

ただ、その狭い空間が、今回の演奏会では良い感じに作用していたと思います。
演奏者と客席がものすごく近くて、そのためか音がすごく近くに感じられました。
手の届きそうな距離まで、音の粒が飛んでくる感じです。
一音一音がはっきりと聴こえて、演奏者の一挙手一投足どころか表情まで見える距離。
この距離感は、演奏者の技術レベルや心意気次第では欠点にもなりそうだけど、今回は有利な方に作用していました。
演奏のレベルが高くて、また演奏している姿からもゲームへの愛情が強く感じられて、狭い会場ならではの面白さがそこに詰め込まれていました。

また、サロン自体がコンサート用に造られているためか、ものすごく音の響く会場でした。
反響音が強くて、音がステージから聞こえるだけではなく、反響音も含めて四方八方から聞こえてくる感じ。
まさに、音に包まれているような気分になりました。
これが、すごく気持ち良かったです。

■カジュアルなサロンコンサート
サロンコンサートと聞いて漠然と思い描いていたのは、ロマン派時代のパリで盛んに開催されていたというそれでした。
ゆったりとしたピアノ演奏と、それを優雅に楽しむ上流階級の人々、というハイソなイメージ。
そのため、サロンコンサートなんて自分みたいな庶民にはちょっと敷居が高いかな、と若干の気後れも感じていました。

が、サロンといえども、そこはゲーム音楽のコンサート。
ホールコンサートと変わらないカジュアルな雰囲気で安心しました。
むしろ、ホールコンサートよりも会場が狭くてアットホームだったから、ホールよりも気構えずに済んだかもしれません。

■1タイトルに絞った演奏会ではなくアラカルト形式
今回の演奏会は、MoCとしては珍しくアラカルト形式。
これまで開催されたMoC主催演奏会は、シュデンゲンであれオニオンであれ、演奏するゲームタイトルを1つないしは2つに絞って、それをトコトンまで濃縮還元したものが主流でした。
今回は、演奏者の中から「この曲を演奏したい!」というゲームタイトルを募って、アラカルト形式にしたそうです。
そのため、ゲーム1タイトルあたりの尺はそれほど長くありませんでした。
尺が短かったため最初から最後まで描き切るということが難しく、その結果、1つのタイトルのあるシーンに注目して、そこをじっくり演奏するという形になっていました。

■親切・丁寧・愛情あふれた前説
どのゲームタイトルも、演奏前に編曲者による解説がありました。
このゲームはどういうもので、何をイメージしてアレンジしたのか、どういうところに注目してほしい、などなど。
それらが編曲者の情熱を伴って、力説されていました。

今回の演奏会はアラカルト形式ということもあり、知っている曲もあれば知らない曲もありました。
全6タイトル中、2つは全く知らないタイトルでした。
でも、その前説が非常に簡潔でわかりやすくて、曲を鑑賞する上で良い助けになっていました。
知らない曲でも、説明を踏まえて色々イメージを膨らませることが容易にできて、楽しく鑑賞できました。

■室内楽の底力
編成は、総勢10人ほどの室内楽。
弦楽器、木管楽器、ピアノ、という編成でした。
小規模といえば小規模ですが、サロンという狭い空間だったこともあって迫力は申し分なかったです。
というか、想像以上の大迫力でした。

最初の曲から音圧が強くて、もう一発でKOされました。
たった10人でも、力を合わせるとこんなにも圧倒的な演奏ができることを、久しぶりに実感。
アンサンブルゲームクラシカ(EGC)の演奏が、そういえばこんな感じだったなぁ、とふと思い出していたりもしました。
あの演奏会も、弦楽器4人か5人という小さな編成だったけれど、圧倒的な力を持った演奏だったなぁ。

■編曲のハイレベルっぷりは今回も健在
MoC主催コンサートといえば、編曲の奥深さも魅力の一つ。
今回も、それがいかんなく発揮されていました。
いつも編曲されている大澤久氏が担当された曲はもちろんのこと、車谷歩氏、橋本慎一氏、川崎妃奈子氏の編曲も素晴らしかったです。
どれもMoCらしい深く考えられて作り込まれたアレンジでした。
各楽器で可能な限りできる表現を引き出すと同時に、ゲームタイトルの世界観を鮮やかに表現されていたと思います。
また、時折遊び心も見えた点も、微笑ましかったです。

■迸るゲームへの情熱
前説・演奏・編曲、その全てから、ゲームタイトルに対する敬意と情熱が感じられました。
感じたというか、迸っていました。
ゲーム愛に溢れていて、むしろゲーム愛しか感じられないレベル。
さらに、スタッフさんや観客として参加された方々からも、ゲーム音楽好き感が放出されていたように思います。
会場全体がゲーム好き、ゲーム音楽好きという空気で満たされていました。
なにこの俺得空間。最高じゃないか。

■感想まとめ
サロンコンサートという、これまでのMoC主催コンサートととやや趣きの異なるものでしたが、蓋を開けてみたら本質はあまり変わりませんでした。
相変わらずのハイレベル演奏、ハイレベル編曲で、そこに込められた情熱までハイレベル。
三拍子揃った上に狭くて響きの良い会場が有利に作用していて、もう最高としか言えない演奏会でした。
ぜひ、1年あるいは2年に一回ほどのペースで、こういう形のコンサートを開催してほしいです。


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、ゲームタイトルごとの感想になります。
また、任天堂ゲームタイトルオンリーのシークレットコンサートにも参加してきましたので、さらに下の方にその感想も記します。


今回の演奏会のセットリストは次の通りです。
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1. FINAL FANTASY VI
セリスのテーマ/アリア

2. FINAL FANTASY VII
蜜蜂の館/空駆けるハイウインド/お休み、また明日/旅の途中で

3. パラサイト・イヴ
Primal Eyes/Wachet auf, ruft uns die Stimme/Main Theme(Orchestra ver.)

4. FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES:Ring Of Fates
はじまり/平和な日常/モグの個人指導/静寂のとき/クリスタルの光

5. 勇者ヤマダくん
マリアのフラワーソング/塔の冒険曲/ワンダバダァで戦闘中/会長に負けた日/ダンディーブロンソン/黒男のイタズラ/森の冒険曲/地下の冒険曲-館の冒険曲/デンジャゾーン/壮絶!綾小路戦

6. 俺の屍を越えてゆけ
花/イツ花のテーマ/鳥居千万宮/天女の舞/寂若無人
京の春/鼓舞/九重楼/京の夏/花、結ぶ
白骨城/京の秋/相翼院/京の冬/花、散る
強行軍/対決/死闘/黄川人のテーマ/花

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これより下は、ゲームタイトルごとの感想になります。

1. FINAL FANTASY VI
始まりは、流れるようなセリスのテーマから。
PianoCollectionの「Celes」を思わせるようなピアノの三連符の刻みの上で、各楽器たちが情緒豊かに「セリスのテーマ」を演奏。
そして、そこから「アリア」の間奏部分に自然に繋がりました。
この繋ぎがすごく滑らかで、素晴らしかったです。
「セリスのテーマ」といい「アリア」といい、初っ端からクライマックス感全開でした。

2. FINAL FANTASY VII
ゴールドソーサーにあるミニゲーム「モグ・はうす」をイメージしたメドレーだそうです。
ゴールドソーサーといえば個人的にはスノボで、むしろそれしかプレイしていないぐらいなので、今回の演奏会でそんなミニゲームがあったことを初めて知りました。
そんなわけで、「モグ・はうす」がどんなミニゲームなのか、それ以前に「モグ・はうす」とは何かを、説明されるまで全く知りませんでした。

演奏には、次のような面白い工夫が見られました。
 ・「蜂蜜の館」で、ハンドクラップ×3拍+足ドン×1拍の連続。
 ・「空駆けるハイウインド」(2回目)で、バスタオルをばっさばっさと振って羽ばたきを表現。
 ・「旅の途中で」で、オーボエのリードによるモーグリの鳴き声演出。
特に、ハンドクラップがすごく楽しそうでした。
それと、演奏前からステージの隅っこに無造作に置かれていた布の塊(バスタオル)が気になっていたのですが、まさか羽ばたきを表現するために使われるとは思いもしませんでした。

FF7の楽曲はほぼSC-88proで作成されているというので、他のシリーズ作品よりもどことなく機械的というか、FC・SFC音源とはまた違った電子音っぽさが強い気がするのですが、それがアコースティックな楽器により見事に昇華されていました。
表現が豊かで滑らかで、ミニゲームの楽しさが上手く表現されていたと思います。

最終的に、モーグリが無事に飛び立つことができて良かったです。

3. パラサイト・イヴ
「パラサイト・イヴ」の原作小説の大ファンの俺が通りますよっ!
どれくらい好きかというと、原作小説を2日で読破して、ちょうどその頃に同じ作者の次の長編小説のネットフォーラムが開設されていたので、そこに入り浸って常連になっていたくらいです。
その流れで、ゲーム版「パラサイト・イブ」も気になり、プレイしたことがあります。
ガンアクションにすごく手こずらされましたが、1回はクリアしたことのあるゲームです。
ただ、ラスボス戦後の逃げるイベントが自分にとって結構トラウマで、2周目プレイができていないゲームでもあります。

演奏時の編成は、ピアノ+クラリネット+チェロ+バスン(ファゴット)。
その4台による四重奏形式で演奏されました。
驚くほどシンプルな構成に、演奏開始直前は期待半分不安半分でした。
しかし、演奏が始まって早々に「なんだこれ、すげぇ!」に変わりました。
4台だけとは思えないほどの十分な迫力。
原曲から多少アレンジはされているものの、あの低音の鳴り響くずっしりとしたおどろおどろしさと、その上を駆け抜けていく疾走感は変わりませんでした。
低音がとても厚くて、その上でピアノが踊り狂っていました。
すごく、格好良かったです。

ちなみに、原作小説もとても面白いのでオススメです。
ゲームと原作小説では舞台も登場人物も全く違いますが、ゲーム中でも軽く原作小説の内容に触れられている部分があるので、ぜひぜひ。

4. FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES:Ring Of Fates
FFCCリングオブフェイトは、ゲームタイトルだけは知っていましたが、プレイしたことはありませんでした。
FFCCもリングオブフェイトも、BGMが良いという評判を耳にしたことがあって、気になっていたのですが。

演奏は、ヴァイオリン×2+フルート+ピアノという、こちらも前の曲と同様の四重奏。
物語序盤の、主人公たちが事件に巻き込まれる辺りまでをイメージしたメドレーだそうです。
どことなく長閑さがあって、こういう雰囲気のゲームなのかなぁと思っていたら、「クリスタルの光」で一変。
この曲がとても良い盛り上がり方で、最高潮に達したところで演奏が終わりました。
最近のゲームではよく見られる、序盤部分だけを体験版で配信し、いい感じに盛り上がったところで「続きが気になったら製品版を買ってね♪」となる、あの手法を彷彿とさせられました。
これは、ちょっと先が気になるぞ。。。

5. 勇者ヤマダくん
前説の時点で、編曲担当の橋本氏の熱の入れ様がすごかったゲームタイトルでした。
ものすごく熱く、そしてものすごく分かりやすく説明されで、本当にこのゲームが好きなんだなと、前説からも伝わってきました。
その熱意がすごかったので、それだけでゲームをプレイしてみてもいいかな、という気分にさせられました。
これ書き終わったら、プレイしてみようかな・・・。

ゲームは未プレイですが、演奏前の熱さ迸る解説のおかげで、メドレーの流れは非常にわかりやすかったです。
逆に解説がなかったら、曲の流れについていけなかったかもしれません。

一番好みだったのは、「壮絶!」綾小路戦」。
とぼけたゲームタイトルのBGMとは思えないほどに、すごくたぎる曲でした。
この曲の演奏で、さらにプレイするモチベーションが上がったような気がします。
この曲が聴けるところまでたどり着くのは難しいのかなぁ・・・SFC時代ぐらいの歯ごたえのある難易度というし・・・でもやってみないとわからないし・・・。

ところで、ところどころですごくドラ○エっぽさを醸していたのですが、あれってセーフなのですか?
聴いてて、若干ヒヤヒヤしました。

6. 俺の屍を超えてゆけ
本日のメイン。このゲームタイトルだけで、30分以上の大曲になっていました。

ゲームの前半部分をイメージしたメドレーだそうです。
交響曲を意識したような、第一楽章から第四楽章まである構成になっていました、
主人公一族の闘いの日々が、各楽章につき一幕ごと、テーマとして割り当てられているかのようでした。
第一楽章は、神々の助力を得て、呪いをかけた鬼を退治すべく、世代を超えた長い闘いの始まり。
第二楽章は、季節が春から夏に移り変わり、闘いの日々の中で子を授かる。
第三楽章は、第二楽章とは反対に、死していく一族の者を見送る。
第四楽章は、長く辛い世代交代の果てに、仇である鬼を退治しにいくシーン。
そんな情景を思い浮かべながら聴いていました。

「花」や主人公一族のテーマのようなフレーズを交えつつ、壮大な演奏になっていました。
結構原曲からのアレンジが強くて、ダンジョン曲は言われないと気づかないレベルでした。
が、それも含めて、一族が辿った歴史をドラマティックに描かれていました。

また、曲の流れとして、「花」を除くと「イツ花のテーマ」で始まって「黄川人のテーマ」で終わっている点も、ゲームプレイ済みとしては分かっている感があって好感度が上がりました。

最も良かったのは、「対決」~「死闘」の部分と、「黄川人のテーマ」~「花」の部分。
前者は、とにかく格好良かったのです。
まさに決死の闘いと言わんばかりの、力の入った演奏。
演奏を聴きながら、「術を重ね掛けして能力を最大限までブーストさせてどうにか倒してたなぁ」と、ゲームプレイ当時のことを思い出しました。
後者は、このゲームタイトルの演奏の中でも特に素晴らしい編曲・演奏でした。
「黄川人のテーマ」に被せるように「花」を演奏しつつ徐々に移行する繋ぎの部分からは、編曲者の技術力の高さを感じました。
また、壮大でドラマティックな演奏で、心がグワッと昂りました。
この演奏が、本当に良かったです。

今回は前半部分のみの演奏でしたが、個人的には後半部分の方が好みの曲が多いので、ぜひ後半部分も演奏してほしいです。
いっそ、「俺屍」をまるっと演奏するコンサートを開催してほしいです。

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【任天堂オンリーコンサートの感想】

昼公演の前に、任天堂作品オンリーのシークレットコンサートも開催されました。
こちらは、前回のMoCのコンサート(オニオン弦楽合奏団第五回演奏会/サガフロ(アセルス編)コンサート)開催時に、会場にて観覧希望者を募集し、抽選により当選した方のみを対象とした、1時間ほどの無料コンサートでした。
開演13:00で、終演14:00ちょっと過ぎでした。

メインは「シムシティ」。
それを主軸に据えて、「ゼルダの伝説 夢をみる島」「ヨッシーストーリー」「Splatoon」の曲を間にサンドしたようなプログラムでした。
編成は、サロンコンサートと同じく弦楽器+木管楽器10人による室内楽。
演奏の迫力や編曲の妙も、同じくらいのクオリティでした。

任天堂の曲はあまり知らなくて、演奏されたタイトルの中でプレイしたことがあったゲームは「ゼルダの伝説 夢をみる島」ぐらい。
そのゼルダですら、曲をあまり覚えていない体たらくな自分でしたが、知らないなら知らないなりに、普通に音楽として楽しめました。

セットリストは以下の通りです。
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1. SimCity 1
2. SimCity 2
3. SimCity 3
4. ゼルダの伝説 夢をみる島
5. SimCiry 4
6. ヨッシーストーリー
7. SimCity 5
8. Splatoon
9. SimCity 6
10. SimCity 7
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これより下は、ゲームタイトルごとの感想になります。

シムシティ
「街を大きく育てていく」というシムシティのゲーム特性に準えて、1曲目は2人だけという非常にシンプルな編成だったものが、曲が進むにつれて人口(楽器)が増えて賑やかになっていく様が描かれました。
具体的には、

1: ピアノ+チェロ
2: 1+バスン
3: 2+コントラバス+オーボエ
4: 3+1stヴァイオリン+フルート(兼ピッコロ)
5: 4+クラリネット
6: 5+2ndヴァイオリン+ヴィオラ
7: 6と同じ

という進化をしていました。
この過程が実に興味深くて面白くて、全て聴き終わった後にまた最初から聴き直したくなりました。
なんというか、アレです、シナリオは一本道だけど、終盤で明かされた大どんでん返しから序盤で張られているはずの伏線が気になって周回プレイする心理に似たような感じです。

無印のシムシティは未プレイで、曲もあまり馴染みがありませんでした。
ただ、曲の緩急の付け方が絶妙で、聴き飽きることはなかったです。
ゲームには確か昼と夜の概念はなかったと思いますが、昼と夜を意識したかのようなアレンジもありました。
活気のある昼と、寝静まって落ち着いた夜が、1つの曲の中で表現されていたものもあったような。
また、海岸の街っぽいポップな明るい曲もあったり、色々な街の風景を楽しめました。

そんな感じで、シムシティの間にサンドされた他のゲームタイトルの曲(ゼルダ、ヨッシーストーリー、スプラトゥーン)も、シムシティという大きな流れの傍流のように受け取れました。
街を大きくして道路や線路を隣町まで繋いだら、その隣町が全然別のゲームの世界だった、といった感じに。

演奏として印象的だったのは4曲目。
1stヴァイオリンとピッコロが、ガチンコ勝負のような掛け合いをしていたのが面白かったです。
「掛け合い」というか、むしろ「ぶつかり合い」の方が、ニュアンスは近いかも。

と言いつつも、一番強く記憶に焼き付けられたのは、実は一番最後の曲です。
7曲目の前半が、たぶん災害発生時の曲だと思うのですが、あれがタイミング的に精神を直撃しました。
特に、緊急車両のサイレンの音を表現するチェロの響きが。
あれが聴こえた途端にものすごく心がざわついて、心臓がバクバクしました。
どうしても先日の大火を連想してしまって、自分ではどうしようもないくらいに動揺していました。
あの大火の現場が地元の隣の市で、中継映像で映っていた国道を何度も通ったことがあったから他人事ではなくて。
あの響きが、その地元近隣の大火を知った時の衝撃に、どうも直結してしまったようです。
念のために言っておくと、今回の演奏会とあの大火の件は全く無関係だということは分かっているので、タイミング的なネタで批判するつもりはさらさらないです。
むしろ、そういう警戒心を刺激した点で、あの響きはすごく成功していたと思っています。
チェロってあんな音も出せるんだ・・・と、感心したぐらいです。

話は変わって。
シムシティの旋律の中に、時々別の任天堂タイトルの曲がさり気なく紛れ込んでいるという演出もされていました。
これが、宝探しのようで楽しかったです。
自力で解ったのは、MOTHER(Pollyannaかな)、ゼルダ(メインテーマ)、FE(メインテーマ)、カービィ、スーパーマリオワールド(エンディングテーマ)、スーパーマリオブラザーズ(地上BGM)。
その他に、ドンキーコングやアイスクライマーも入っていたらしいです。最後に明かされました。
ただ、メトロイドは入っていなかったそうです。これも最後に明かされました。

ゼルダの伝説 時をみる島
今回の演奏会で唯一プレイしたことのあるゲームであり、唯一プレイしたことのあるゼルダシリーズ作品なのに、原曲はほとんど覚えていませんでした。
今年発売された30周年記念CDに収録されていた曲は、さすがに聴いてまだ日が経っていないので、なんとなく覚えていましたが。
ただ、ゼルダシリーズのメインテーマは超たぎりました。
演奏会で聴く度に感じることですが、あのメインテーマは本当にエンドレスループに耐えられる名曲だと思います。
今回の演奏会でも、シムシティの中にメインテーマが入っていたりして、何度か耳にしましたが、その度に心が反応して気持ちが瞬間的に昂りました。

ヨッシーストーリー
「ヨッシーストーリー」は、ゲームタイトルだけはなんとなく聞き覚えがありましたが、どんなゲームなのか全く知りませんでした。
ただ、前説で「ヨッシーたちの世界が絵本にされてしまった物語」とゲーム内容をざっくりと説明していただいたおかげで、曲から世界観をイメージしやすかったです。

数曲のメドレー形式で、曲と曲の間をピアノのアルペジオで結ぶような構成でした。
そのアルペジオは、絵本の世界という前説からすると、たぶんページをめくる音を表現していたのだと思いました。
そのため、アルペジオの前後で曲の雰囲気ががらりと変わるメドレーになっていました。

冒頭数曲聴いたときは「ほのぼのした曲ばかりなのかな?」と思いましたが、今にして思うとそうでもなかったです。
中盤は格好良い曲もあって、特にチェロの胴体上部を叩いてパーカッション代わりにしていた曲が、自分のツボを直撃しました。
なにあれ、めっちゃ格好良い曲じゃないか。原曲、なんていう曲なんだろう。

最後の曲で、コーラスを「みなさんご一緒に」と紙で指示されましたが、さすがに知らない曲だったので、参加するには少々敷居が高かったです。
フレーズ自体はすぐに覚えられるような、簡単なものでしたが。

Splatoon
ゲームも音楽も巷で高い評価だったことは知っていますが、実はゲームを一度もプレイしたことがない上に、原曲も一度も聴いたことがありませんでした。
唯一「シオカラ節」だけは、とある演奏会のロビコンで演奏されたことがあったため、なんとなくメロディラインに聴き覚えがありましたが。
その「シオカラ節」の2回目のサビの1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンの掛け合いが面白くて、妙に印象に残りました。

「Splatoon」をゲームでプレイする機会は今後もあまり見込めそうにないけれど、OSTだけでも買っておこうかな。
「シオカラ節」は今回の演奏会を含めて2回しか聴いたことがないのに主旋律を覚えてるなんて、曲の刷り込み力が半端ないってことだし、もはや購入確定じゃないか?

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