[GMCD] 「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」アレンジサウンドトラック

PS Vitaで発売中のRPG「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」(以下、ルフラン)のアレンジサウンドトラックが発売されたので、ゲットしてきました。
収録曲数は17曲。再生時間は65分ほど。

昨年冬のコミケ(C91)に別の企業ブース目当てで参戦し、一通り目当てのものを勝ち取った後に一応チェックしておいた日本一ソフトウェアのブースへ行ってみたところ、それほど並ばずに買えそうだったので、このCDを購入してきました。
ルフラン自体は未プレイですが、「魔女と百騎兵」(以下、魔女百)と雰囲気が似ているということで、BGMも気になっていました。

確かに聴いてみたところ、「あ、これ、魔女百だ」と感じる曲が多かったです。
1曲目の「Draw Near」や2曲目「Witch's Depression」、「Labyrinth of the Refrain」は、魔女百の曲の雰囲気そのままです。
どこかじめっとしたほの暗さを感じる怪しげで気紛れでテンポの良い音色が、本当にそのまま。
特に管弦楽器やオルガン(かな?)の怪しい響きとコーラスの組み合わせにはゾクゾクしました。
魔女百のBGM好きにはたまりません。

とはいえ、全部が全部、魔女百っぽいかと言うと、そうでもなく。
しっとりした神秘的な曲、幻想的な曲もあります。
「Moonlight Piano」や「More Than Words」、「A the ha lluri da」がそんな雰囲気の曲です。
そういった曲が魔女サウンドの間に挟まり、その清涼感で怪しげな空気感を一度リセットしてくれるので、緩急の面でも良い展開だと思いました。
また、曲自体も普通に良い曲でした。しみじみ聴けます。

曲調は、全体的に民族音楽調が中心。
アコースティックサウンドの映える曲ばかりです。
これは、生演奏で聴きたいかも。
それも、大規模なオーケストラではなく、小規模の室内楽っぽい編成で。
3月25日に開催される魔女百のコンサートでルフランの曲も演奏されるそうですが、俄然楽しみになってきました。
どの曲が演奏されるんだろう、楽しみ楽しみ。

中にはロック調の曲もないわけではありません。
「Detuned Beat」は電子楽器がバリバリ鳴り響く激しい曲です。
でも、これがまたすごく格好良いです。
弦楽器とピアノとの相性も良くて、とても聴きやすいロックでした。

個人的に一番好きな曲は「Under Crasher」。
オーケストラとコーラスによる、とても壮大な曲で。
怪しさというよりも妖しさを含みつつ、格好良さと切なさが混ざり合ったような、そんな曲です。
初めて聴いたときに一発で気に入り、作業用BGMとしてこのアルバムを流しているときでも、この曲が流れると決まって手が止まります。
それくらい、自分のツボにハマった曲でした。

OSTは確か初回限定特典だったと思うので、ルフラン未購入な上に未プレイな自分は原曲を聴いたことがなく、そのためどれくらいアレンジされているのか判別が付けられません。
ただ、原曲を知らなくても十分楽しめるアルバムです。
魔女百の曲の雰囲気が好み、もしくは中世ヨーロッパを想起させられるようなアコースティックサウンドが好きな方にはオススメです。

[GMCD] 『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラック

PS3/PS4で発売された「ペルソナ」シリーズの最新作「ペルソナ5」(以下、P5)のOSTをゲット。
CD3枚組で、全110曲収録。

P5で使用されたBGMを網羅的に収録された本OST。
どれくらい網羅的かというと、イベントの背景で薄くかかっていたBGMやレトロゲームのBGM、放送事故のBGMまで収録されているくらいです。

全体の曲調は、ジャズっぽい渋い感じです。
前作や前々作のようなクールでスタイリッシュなテクノ風味の雰囲気とは、ベクトルが異なります。
ノリの良さや音の勢いは継承されているのですが、全体的に音が重く、ずっしりしている印象を受けました。
色で言うならば、イメージカラーのまんまですが、まさに原色の赤や黒。
時々ちょっとくすんだ青みも混ざるけれど、なんかそんな混沌とした重い雰囲気です。

そんな色の曲が、全力でぶつかってきている圧力も感じました。
例えが抽象的でアレなのですが、重い金属バットを豪速で振り回しているイメージというか。
前作がアーチェリーのようなものあれば、本作は槍投げや砲丸投げのような感じというか。
そんな、マトモに食らったら骨の一本でも折れそうな重さや力強さがあります。

まぁ、そこが格好良いところなのですが。

ちなみに、重いけれど、暗さはそれほどでもないです。
聴いているだけで陰鬱な気分になるタイプの曲ではありません。

そんな重い曲が多い中で、リフレッシュさせるようなほんのり軽い曲も時々あります。
「クレーンゲーム」なんてP4(あるいはP4D)の「ジュネスのテーマ」のアレンジで、ふと菜々子のダンスを思い出してほっこりしました。
また、レトロゲームのBGMも、FC時代からのゲーム好きとしてはたまりませんでした。
いかにもそれっぽいピコピコ音で、懐かしさのあまり涙が出るかと思いました。
その一方で、OSTを頭から連続再生していると唐突に8bit音源曲が流れてくるので、そのときだけ一瞬世界が変わった気分になります。

クールさはP3, P4の頃より薄れているけれど、スタイリッシュさに裏打ちされた格好良さは相変わらず健在。
特に、決行日にかかる「Life Will Change」や通常バトル曲「Last Surprise」、終盤で聴ける「Rivers In the Desert」は、聴いていると否が応でもテンションが上がります。
この3曲は定番の人気曲ですが、確かにそれも肯ける格好良さです。
その一方で、街のBGM「Beneath the Mask」のようなしっとりした曲も、自分好みの雰囲気でした。
この曲はアレンジ違いやインストバージョンも含めて全部で4バージョンあるのですが、どれも等しく好きです。

ゲームプレイ中はさらっと聴き流していたけれど、「Price」も好きになりました。
2016年に開催されたペルソナシリーズのオーケストラコンサートの影響で脳内補正がかかっているからかもしれませんが、なんか格好良いなと思いました。
というか、パレスの曲はどれもスタイリッシュで格好良くて、長時間聴き続けても飽きないくらい好きです。

今回の作曲は、目黒将司氏だけでなく、アトラスのサウンドチーム総出のようです。
大半の楽曲は目黒氏が担当されていますが、ちょっとした曲(レトロゲームのBGMやジングル的な曲など)は他の方が担当されています。
レトロゲームのBGMのように、そんなちょっとした曲も意外と良かったりしました。
以前からなんとなく感じていたことだけど、サウンドチームに限らずアトラスは後進の面倒をちゃんと見て育てているっぽいので、ゲーム好き・ゲーム音楽好きとしては、そこは褒められてしかるべき点だと思っています。

CD封入のブックレットには、作曲された方々による楽曲解説が掲載されています。
これがまたみっしり書かれていて、かなり読み応えがあります。
技術的な話から制作裏話まで、一曲一曲丁寧に書かれていました。
ゲーム発売からやや時間が経ってからのOST発売となった主な原因は、この楽曲解説なんじゃないかと思うくらい、濃厚な解説です。

ただし、解説の中に中盤までのネタバレ(パレスの名前など)を若干含んでいるので、ゲーム未プレイかつ今後プレイする予定で、前情報を一切仕入れたくないという方は要注意。
もっとも、それを言えば、察しの良い人が見たら曲名がネタバレなものもあるので、そもそも今後ゲームをプレイする予定の方は曲名をなるべく見ない方が良いし、曲名からゲームの流れなどを推察しない方が良いと思います。

そんなわけで、相変わらずのハイクオリティな良曲目白押しだったP5のOST。
P3, P4とはやや雰囲気や方向性が異なるけれど、ペルソナサウンドらしさも端々から感じられて、これはこれで渋くて格好良かったです。
ペルソナシリーズの楽曲(特に目黒将司氏の楽曲)が好きな方はもちろん、渋くて重めのゲーム音楽が好みの方にもオススメです。

[GMCD] 消滅都市 - Remix works -

スマホゲーム「消滅都市」のBGMをリミックスしたアルバム「消滅都市 - Remix works -」をゲット。
収録曲数は全13曲。

「消滅都市」のゲーム自体は、昨年末よりプレイし始めたニワカです。
BGMの評判の高さから曲に興味を持ってOSTを聴き始め、その流れで昨年末に開催された「消滅都市FUTURE CONCERT」(以下、消滅都市FC)に足を運び、それがキッカケでゲームをプレイしてみようと思いたってタブレットにDLしてプレイし始めて、現在に至ります。
なんというか、一般的な流れから完全に逆行していますね。

そんなこんなな理由で消滅都市FCに行ってみたところ、会場で見つけたのがこのアルバムです。
消滅都市FCでの告知によると「一般販売未定」とのことだったので、今(2017年1月現在)のところ、消滅都市FC会場限定販売CDになります。
たぶん、今後ノイジークロークの参加するイベントでは販売されるのではないでしょうか。近いところでは、東京ゲームタクト2017とか。あくまで予想ですけれど。

アルバムタイトルにある通り、収録曲は「消滅都市」のBGMのリミックス曲になります。
リミックスのため、原曲のイメージを大きく残したアレンジになっています。
原曲とは違うことはわかるけれど、あまり原曲から離れた感じにはなっていません。
原曲の疾走感、浮遊感は、リミックスでもそのまま残っています。

リミックス元の原曲には、結構偏りがあります。
「I miss you baby」や「Eternity」、「世界の終わりと最後の言葉」は、リミックス違いで2曲収録されています。
どれも人気のありそうな曲なのでわからなくはないのですが、ちょっと偏り過ぎではないでしょうか。

リミックスを担当された方の中には、ネット動画で見かける方の名前もあります。
八王子Pさんのリミックス曲が一番多いのかな。
初音ミクを使ったリミックスが結構あります。

また、曲目リストを見る限りでは、収録曲のうちいくつかは「ニコニコ超会議 2015」用にリミックスされたもののようです。
「ニコニコ超会議 2015」で「消滅都市」の曲を演奏してたのか、知らなかった。

個人的には、リミックス具合に「なるほど、そう来たか」と思うものもあれば、「・・・・・・うーん?」と感じたものもありつつも、総じて感じたのは「原曲が一番良いな」でした。
自分はそれほど原曲至上主義者ではないと思っているのですが、今回のリミックス版に関しては原曲の方が好きです。
聴き慣れているから、という理由かもしれませんし、ヘビロテに耐えられるのは原曲の方かな、とも思います。

ただ、原曲を知らずにこのリミックスを聴いても、特に問題ないような気がします。
曲は曲として原曲からもゲームからも独立している感じなので、このアルバムから「消滅都市」に入るのはアリだと思います。
普通にテクノ色強めの音楽CDとしても楽しめます。

収録曲の中で妙に印象に残ったのは、八王子Pの「I miss you baby」のリミックス。
初音ミクならではの利点を上手く使っていて感心しました。
原曲にはない歌詞が追加されているのですが、人の発声では到底難しい早口な部分があって、そこはボーカロイドならではの聴きどころかと。
テンポよくミクの歌声がリズムを刻んで流れて、なんだか気持ちが良いです。
でもやっぱり、原曲の方が好きです。

なんだかんだ言いつつも、原曲の雰囲気を色濃く残したリミックスになっているので、原曲至上主義でなければ楽しめるアルバムではないかと思います。
1枚あたりの値段はそれほど高くないので、少しでも興味があれば聴いてみるのもアリだと思います。
また、テクノ調の曲が好きな方であれば、原曲を知らなくても結構オススメかもしれません。

[GMCD] FINAL FANTASY Record Keeper オリジナル・サウンドトラック

スマホゲーム「FINAL FANTASY Record Keeper」(以下、FFRK)のOSTをゲットし、一通り聴き終わりました。
全21曲収録で、再生時間は約77分。

FFRK自体は、例によって例の如く未プレイです。
ただ、BGMは歴代のFF楽曲のアレンジという話を耳にしていたので、FF楽曲好きとしては気になっていたOSTでした。
とはいえ、経済的余裕があまりなくて、いつか買おうと思いつつもズルズルと先延ばしに。
そんな時に、今年の正月にふらっと立ち寄った中古CDショップで、このOSTを発見。
正月早々に出会ったのも何かの縁かな、と思い、そのまま購入しました。

後で調べてみたら、中古で買った値段とDL配信の値段にそれほど差がなかったので、大人しくDL配信版を買っておけば良かった、と思わないでもなかったですが、それはさておき。

話に聞いていた通り、収録曲は全て歴代FFの楽曲のアレンジでした。
と言っても、ナンバリングタイトル(11, 14含む)とFFTだけで、その他の派生作品の曲は入っていないと思います。
それと、自分の探し方が悪いだけかもしれませんが、ナンバリングタイトルのうち12の曲だけ見当たりませんでした。
また、9と10の曲はあるにはあるけれど、メドレーにこっそりいるという程度です。
9と10の曲が少ないというのは、少々意外でした。

逆に、4, 5, 6, 7が優遇されている印象を持ちました。
4~7は、やっぱり人気があるのかな。

FFの中では比較的メジャーな曲ばかりが揃っているので、それほどヘビーなプレイヤーでなくても「あぁ、あの曲か」と思い当たるものが多いと思います。
稀に渋い選曲もありますが、そこはガチプレイヤー層へのファンサービスみたいなものかと。
FC、SFC時代の曲と7の曲が多いので、昔ながらのFFサウンド好きにとっては懐かしみながら聴くことができます。

収録曲数は21曲ですが、メドレーが多いので、原曲数に換算したらもっと多いです。
1つのメドレーにつき、3~5曲ぐらいの原曲が含まれています。
ただし、原曲は同じだけどアレンジの異なる曲もいくつかあるので、「この曲、さっきも聴いたぞ」ということがしばしばあります。

BRA★BRA FF(1枚目)のときにも感じたことなのですが、ちょっとメドレーが多いように感じました。
あの曲もこの曲もと欲張るとメドレーにせざるを得ない、という事情はわからなくはないのですが。
ただ、原曲の一部分だけを切り出してメドレーに組み込まれていたりすると、その原曲が好きな場合に少々泣きを見ることがありました。
主に「ティナのテーマ」とか。あれはさすがに「・・・え、それだけ?」と思ってしまいました。
そんなわけで、個人的にはメドレー形式よりも、1曲をじっくりアレンジしてもらった方が好みだったりします。

とはいえ、じっくりし過ぎるのも少々考えモノかなとも思ってみたり。
というのも、「ビッグブリッヂの死闘」3連続はさすがにクドかったからです。
違いはコーラスの有無もしくは強弱だけで他はほぼ同じなのに、2ループ×3トラック連続はいくら名曲でもさすがにちょっと飽きを感じました。
むしろ各トラックを1ループにして、空いた尺に別の曲を収録してほしかったです。

そういえば、「ビッグブリッヂの死闘」のコーラスのある部分が「ブレイブリーセカンド」で聴いたことのあるフレーズに似ていたのですが、あれは音素材なのかな。

全体的な曲調は、管弦楽を意識したクラシカルテイストなものと、電子楽器をバリバリ使ったロックテイストのものとが混在。
ただ、どちらかといえば前者寄りの曲が多いような気がします。
比率的には7:3か8:2ぐらいでしょうか。
自分はクラシカルな曲調の方が好みなので嬉しかったのですが、ロックテイストが好みの方にとっては肩透かしになるかもしれません。

というわけで。
作品にやや偏りはあるものの、古今東西のFF楽曲のアレンジ詰め合わせとも言えるOSTですので、FFサウンドはアレンジ版も好物という方にとっては一聴の価値があるかもしれません。
今後もFFRKが続けば追加BGMもあると思うので、第二弾、第三弾の発売も期待します。

[GMCD] Caligula-カリギュラ- オリジナルサウンドトラック

PS VitaのRPG「Caligula-カリギュラ-」のOSTをゲットし、最近一通り聴き終わりました。
CD2枚組で、全55曲収録。

ゲームの方は初回限定版をゲットして、とりあえずクリア済みです。
その初回限定版にボーカル曲(フルバージョン)を収録したCDが付いていて、それでわりと満足していたので、OSTは当初しばらく様子見するつもりでいました。
2016年秋~2017年冬にかけて欲しいCDや映像ディスクが目白押しの上、イベントやらコミケやらで散財するのは既にわかっていたので、懐に余裕が出たら買おうと思ってAmaz○nの「欲しいものリスト」に放り込んでおいてしばらく放置していました。
ところが、ある日そのリストをチェックしていたときに事態が一変。
どうやらAmaz○nの在庫がなくなったらしく、発送日が1~2ヶ月ほど先に設定されているのを目撃し、「あ、これ、今買っとかないと半年後に廃盤になるヤツだ・・・」と焦らされた結果、即効でポチッた次第です。
ここ数年の間に、「後で買えばいいや~」と悠長に構えていたら売り切れたCDが何枚もあり、その度に血涙を流すことがあったので、今回は先手を打つことにしました。
マイナーなゲーム音楽のCDはあっという間に廃盤になるから、買えるうちに買っておかないと後悔する羽目になるんですよね。うん、知ってる。

ちなみに、現時点(2017年1月初旬)では、まだAmaz○nに在庫があるようです。

このOSTには、ノーマルなボーカル曲の他にボス戦用のRemix版、ダンジョンクリア後に流れるInst版も収録。
また、汎用BGMやイベント用BGMなど、増子津可燦氏の曲まで網羅されています。

ボーカル曲は、主題歌を含めて全10曲。
聴き比べていないけれど、初回特典CDのものと同じものだと思います。
当然、フルバージョンで収録されています。

久しぶりに聴いてみて、「やっぱり旋律も良いし、歌詞も良いなぁ・・・厨二に病んでる方向へのぶちまけっぷりが」と感じました(誉め言葉
ポップやロックやテクノなどの一見明るくノリノリな伴奏の上で、病んでる歌詞とボーカルが踊り狂ってます。
ツンデレというかヤンデレというか、むしろ闇しかないというか。
曲によっては超絶上から目線でドン引き事案だったりしますが。
まぁ、ゲーム内容やタイトルからして現代病理や心の闇に満ち溢れているのだから、仕方ないですよね。
むしろ、その闇の部分も魅力の一つですし。

そのRemix版も9曲収録されていて、どれも結構好きです。
ノーマル版をボスバトル曲っぽく激しく格好良くアレンジした曲になっています。
ゲームをプレイしていた時から、ノーマル版よりもむしろこのRemix版の方が気になっていました。
今回OSTを購入しようと思った動機の半分は、このRemix版をちゃんと聴いてみたかったというのもあります。
それくらい、好きです。

ほとんどの歌曲のボーカルを上田麗奈さんが担当されているのですが、歌唱力が凄いです。
「Orbit」以外の曲では、ボイスからも心の闇が強く感じられて、聴いていてゾクゾクしました。
絞り出すような限界ギリギリっぽい高音ボイスも、むしろこのゲームでは良い方向に作用しています。
また、ノーマル版とRemix版でも違いがあって、そのちょっとした違いの差も凄かったです。
加工しているからか、それとも別録りしているからかわかりませんが、Remix版の方がより一層闇が深くなっています。
「sin」の声のニュアンスがノーマル版とRemix版でちょっと違ってるし、曲によっては別録りしてるのでしょうか。

ノーマル版もRemix版も含めて、一番好きなのは「sin」かな。
特にRemix版の病的に闇っぽいボーカルは、一聴の価値があるのではないかと。
聴いているだけで、心が蝕まれるような気分になれます。

次点で「Distorted†Happiness」。
ウィスパーボイスが、結構クセになります。トリップできそう、という意味で。

例外的に「Orbit」だけは前向きな曲ですが、この曲も結構好きです。
他の病んでる曲も結構好きですが、この曲の壮大な雰囲気もすごく好みです。
特にRemix版のオーケストラアレンジなんて、自分のツボ直撃でした。
むしろ、自分が惚れない理由の方が見当たらないくらい。

話は変わって、増子津可燦氏の曲について。
増子氏の曲は、数はそこそこありますが、最近の曲にしては一曲あたりの尺が短いので、全体的にはなんとなく少ない印象。
ですが、印象的な曲が多くて、「そういえば、こんなBGMが流れていたなぁ」と思うことがよくありました。
このゲームはボーカル曲のインパクトがとても強いので、他にどんな曲があったのか、OSTを聴く前までは咄嗟に思い出せなかったのですが、OSTを聴いてみたら意外と覚えていました。
どの曲も聴く度に、「そういえば、あのシーンでかかっていたなぁ」とゲーム内のシーンが思い浮かんだくらい。
派手さはないけれど、地味にしっとりと耳に馴染む曲が多かったです。

ボーカル曲のInst版は、歌詞やボイスに含まれる闇の要素が抜けている分、普通にノリのいい曲として聴けます。
若干物足りなさもあるにはあるけれど、これはこれで聴きやすくて良いです。

そんなわけで、ボーカル曲もインスト曲も良曲揃いだった本OST。
特にインパクトの強いボーカル曲(の歌詞とボイス)に闇がたっぷり詰まっているので、そういう曲が好みの方にはオススメです。
初回特典CDを持っている方でボーカル曲目当ての場合はノーマル版が被るけれど、Remix版もなかなか聴き応えがあるので、ノーマル版で興味を持った方はぜひRemix版も聴いてほしいです。