[GMEV] MUSICエンジン 第二回演奏会

4月1日にMUSICエンジンの第二回演奏会が開催されたので、行ってきました。
会場は、清瀬けやきホール。
開演は14:00で、終演は15:50頃でした。

■メジャー路線から少し外れたゲームタイトル
昨年11月に第一回演奏会が開催され好評を博した、MUSICエンジンの第二回演奏会。
第一回のときにそのハイレベルな演奏技術と編曲で一気に魅了されたため、今回の演奏会も楽しみにしていました。
しかも、個人的なイチオシである「ルドラの秘宝」の曲を演奏するとあれば、もはや行かない手はありませんでした。

今回演奏された楽曲は、「ルドラの秘宝」(以下、ルドラ)と「ブレス オブ ファイア」(以下、BoF)の2本立て。
ともにSFC時代のゲームです。
ゲームタイトルとしての知名度は、中の中ぐらいでしょうか。
SFC時代のコアなRPG好きだったら大抵の方は知っている、逆に言えばそうでなければ大抵の方が知らないタイトルかもしれません。
BoFは今もシリーズの続いている作品なので知っている方も多いかもしれませんが、ルドラは単発作品なので知らない方が多いかも。

前回の「エストポリス伝記2」のときにも感じましたが、そのメジャー路線からあえて少し外れたゲームタイトルが選ばれている点も、この楽団の魅力の一つだと思います。
たくさんのメジャーな作品の中に埋もれてしまっている良曲を拾い上げてくれているようで、昔からのゲーム音楽好きとしてはとても嬉しいです。
なんというか、気付いてくれたんだ!という感激みたいなものでしょうか。
マイナーな作品なので集客的には不利であるけれど、それを振り切ってでも演奏会を企画し開催してくれた関係者の方々に、感謝の念を抱いています。

ちなみに、ルドラもBoFも、他の演奏会では聴いたことのないゲームタイトルです。
かれこれ何十というゲーム音楽の演奏会に足を運んできましたが、自分がこれまでに行ったことのある演奏会では、たぶん一度も聴いたことがありません。
むしろ、今回の演奏を聴いて、何故これまで演奏されてこなかったのか、逆に不思議に思いました。

■プロの演奏者によるガチの演奏
ゲーム音楽、それもSFC時代の作品なんて、そもそも人の手で演奏されることは想定されていないので、ピロピロした旋律が多分に含まれている難しいものばかり。
音楽素人の自分の耳で原曲を聴いていても「これ、一体どうやって人の手で演奏するんだ?」と思うような曲ばかりです。
が、ステージで演奏されていた奏者の方々は皆プロの演奏者なので、演奏技術は折り紙付き。
その高い技術力でもって、一見難しそうなフレーズも見事に華麗にこなされていました。

それに加えて、プロの演奏者でありながらゲームあるいはゲーム音楽が好きな方々ばかりなので、曲への情熱もすごかったです。
プロの技術にゲーム音楽への情熱が加わると半端ない化学反応が起こる、という現場には過去に何度か居合わせたことがありますが、今回もその例に漏れることはなく。
演奏中だけでなく曲と曲の合間からすらも、とてつもなく大きな熱量をステージ上から感じました。
その熱量に、終始圧倒されていました。
プロの技術に情熱が加わると、本当にすごいです。すごいという言葉しか出てこないくらいにすごいです。

■中規模編成ながら、バランスの良い組み合わせ
今回の演奏会の編成は、弦楽器+木管楽器(フルート、オーボエ、クラリネット)+金管楽器(トランペット、ホルン)+パーカッション(ドラムセット含む)+ピアノ(シンセサイザー含む。
総勢20人という編成でした。
少なくはないけれど、多くもないという人数です。

ただ、バランスはすごく良かったです。
各パートの音のバランスが絶妙で、どこかのパートの音が突出して前に出過ぎることもなく、逆に弱くて埋もれてしまうこともなく。
パートごとに全体のバランスを互いに常に調整し合っていて、結果的にちょうど良いバランスになっていました。

開演前に若干不安視していたドラムセットも、実際に演奏が始まったら、そんな不安はあっという間に消し飛んでしまいました。
ドラムセットというと、これまでの経験上、前に出たがる演奏者の方々が多かった印象が強くて、今回もそうだったらどうしようと思っていたのですが、完全に杞憂に終わりました。
他の楽器の音色の溶け込むような絶妙なボリュームで、主旋律を盛り上げる裏方に徹する一方、インパクトを効果的に与えるべきところでは与えていたところには、すごく好感が持てました。
絶妙なバランスだったと思います。
ドラムスの方、本当に素晴らしい力加減でした。

■長年の念願がようやく叶った「ルドラの秘宝」
まず、前半に演奏されたルドラについて。
自分のルドラ歴は、まずゲーム雑誌で情報を入手したことがキッカケでした。
言霊システムと世界観に興味を持って、漠然とプレイしたい欲求を抱いた覚えがあります。
ただ、当時ゲーム禁止家庭の実家住まいだったためゲームをプレイすることは叶わず、さりとてマイナー作品故にOSTを入手する機会もなくて、消化不良な日々を過ごしていました。
そんな日々の果てに、独り暮らしを始めたことによりようやくゲーム禁止の制約から解放されて、まずやったことはOSTのゲット。
そこで聴いた曲がどれもとてもツボにハマり、それによりゲームへの興味が再燃して、とある機会にゲームもクリアしました。
そんな紆余曲折のある思い出深い作品が、ルドラです。

そのルドラの楽曲を演奏すると知った時点で、もうチケットゲットは確定でした。
OSTを入手して魅了されて以来、ずっと生演奏で聴きたかったルドラの曲を、今回ようやく聴けたわけです。
それだけでもう感謝感激雨あられ。
自分の悲願を成就してくださって、本当にありがとうございますMUSICエンジンさん!

そんなわけで、今回の演奏会の目当ての大半は、ルドラの曲でした。

編曲は、原曲をそのまま素直に管弦楽に落とし込んだような感じでした。
原曲重視というよりも、原曲再現と言った方が近いかも。
とはいえ、元の音源がSFCなので、そっくりそのまま同じというわけにはいきません。
また、多少のアレンジも加わっていたと思います。
が、原曲をがっつり聴き込んだ上で今回の演奏を聴いても、違和感はほとんどありませんでした。
むしろ、原曲に近い感じで再現してくれた分、OSTを聴いていた当時やゲームをプレイしていた時の懐かしさがぶわっと湧き出してきて、ゲームのシーンをちらちらと思い出しながら聴いていました。
ルドラは、ゲームも音楽も、本当に夢中になったなぁ。
懐かしい、とても懐かしいです。
懐かしさのあまり、曲が進むにつれて感動が積み重なって、最終的には涙腺が崩壊しました。
それくらい、素晴らしい演奏でした。

■今回の演奏会のために原曲の音源を購入して予習して臨んだ「ブレス オブ ファイア」
後半はBoFの楽曲を演奏。
BoFは、GBA版をプレイしたようなしていないような曖昧な記憶しかなく、そのためBGMの記憶はほとんどありませんでした。
とはいえ、原曲を全く知らないまま演奏会に突撃するのも無謀かなと思い、演奏会が開催される10日ほど前にiTunesでサウンドコレクションを購入。
一応曲だけでも予習しておくか、という軽い気持ちで、ざっくり聴き込んでから今回の演奏会に臨みました。

ゲームはほぼ未プレイ(プレイしていたとしても、もはや記憶にほとんど残っていない状態)だったので、開演前はついていけるかどうか不安がありました。
が、蓋を開けていたら、意外と本気で聴き入っていました。
予習が功を奏したのか、原曲や今回の演奏が素晴らしかったからなのかは不明ですが、意外と楽しく演奏を堪能できました。

編曲の方針はルドラの時とは少し違っていて、SFC音源の原曲からクラシカルな楽器で広がりのあるクリアなサウンドにしつつ、メリハリを少し強調させたような感じになっていました。
もしBoFが最新ハードでリファインあるいはリメイクされることがあれば、きっとこんな感じになりそう、という感じです。
むしろ、そのような機会が生まれたら、BGMは今回の演奏会のもので良いのではないかとすら思ったくらいです。

多少アレンジが加わっていたとはいえ、基本的には原曲重視。
雰囲気を十分に残しつつも、音の広がりや幅、場の臨場感を拡張させたような感じです。
原曲を知らなくても楽しめたかもしれませんが、原曲を知っていても違和感なく楽しめました。

今回の演奏会でBoFの原曲をじっくり聴く機会に巡り合えたのですが、生演奏で聴いたBoFの曲もとても格好良かったです。
原曲を聴いたときは、率直に感想を言えば良くも悪くも「あ、ゲーム音楽だ」で完結してしまっていたのですが、生演奏によって格好良さがより一層引き立てられていたように感じました。
「この曲、こんなに格好良かったっけ?」のオンパレードで。
それにより、原曲の良さが再認識できて、また一つお気に入りのゲーム音楽が増えました。

■中規模ながらも利便性の高いしっかりしたホール
会場である清瀬けやきホールは、キャパシティ500人ほどの中規模の音楽ホール。
初めて足を運んだホールでもあります。
それほど大きなホールではないのですが、意外と音響はしっかりしていたと思います。
そして何より、観客席の傾斜が結構急で、前の席との高低差がかなり大きく、そのおかげで前の席の方の頭でステージが見えない、ということがなかったのは好印象でした。
交通の便はあまりよくないけれど、このホール、結構良いかもしれません。
個人的には、前の方の頭が邪魔にならずに、ステージの全景を見ることができた点を、大いに評価したいです。
このホールを見つけてくれた方、とてもGJでした。

■感想まとめ
プロの演奏者によるマイナー楽曲のゲーム音楽専門の管弦楽団「MUSICエンジン」の第二回演奏会でしたが、第一回に負けず劣らずの素晴らしい演奏の数々でした。
演奏を聴いていて、胸が熱くなったり、たぎったり、切なくなったり、楽しくなったり、興奮したりと、色々な感情が沸き起こって、それすらも思う存分楽しめました。
次回演奏会の予定はまだ決まっていないようですが、ぜひ第三回目も期待しています。


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMCD] KINGDOM HEARTS Orchestra -World Tour- Album

スクウェア・エニックスのアクションRPG「キングダムハーツ」(以下KH)シリーズのオーケストラアルバム「KINGDOM HEARTS Orchestra -World Tour- Album」を、一通り聴きました。
全12曲収録で、再生時間はトータルで約72分。

このアルバムは、先日の東京公演を皮切りに開催されているKHのオーケストラコンサートツアー「KINGDOM HEARTS Orchestra -World Tour-」に合わせて、会場限定で販売されたものです。
収録されている楽曲の譜面はコンサートで演奏されたものと同じで、それを事前に収録して1枚のアルバムとして制作したそうです。
そのため、コンサートの模様を収めた音源ではありません。

コンサートで演奏された譜面と同じものを事前に収録して、コンサート当日に会場で販売するというのは、自分にとって初めての体験でした。
コンサート開催から数か月経過した後に音源(あるいは映像)にして販売ということは、数多くありましたが。
個人的には、この試みにはとても好感が持てました。
コンサートの興奮が抜けないうちに改めてコンサートと同じアレンジの演奏を聴けることで、より長く余韻に浸ることができるし、コンサート時には気付かなかったアレンジの奥深さを知ることができるし。

あと、今回のKHコンサートに限っていえば、このアルバムの方が和音が綺麗で聴きやすかったです。
会場で生演奏を聴いた時の不満は当時のエントリに書きまくったので改めて書くことは避けますが、要するに演奏に若干の不満があったのです。
このアルバムでは、その不満がきれいに解消されています。

また、ゲーム音楽の演奏会に映像は不要派だからかもしれませんが、映像がないから物足りないということもありませんでした。
音だけでも十分に楽しめます。
それだけでなく、KHシリーズの楽曲の素晴らしさを純粋に実感しました。
やっぱり自分はKHシリーズの曲が好きなのだな、としみじみ再認識しました。

ただ、臨場感、圧倒的な音の洪水感は、やはり生演奏の方が強かったです。
まぁ、その点こそが生演奏と録音媒体の大きな違いなので、当然と言えば当然なのですが。

なお、本アルバムには、コンサートで演奏された曲の全てが収録されているわけではありません。
次の楽曲は未収録です。

・光 -KINGDOM Orchestra Instrumental Version-
・Organization XIII
・Twinkle, Twinkle Holidays
・Lazy Afternoons ~ At Dusk, I Will Think of You...
・Passion -KINGDOM Orchestra Instrumental Version-
・Fantasia alla marcia for piano, chorus and orchestra

「光」と「Passion」が未収録なのは、おそらく大人の事情でしょう。
他は、CD1枚に収めるために止む無く削ったように思います。
とはいえ、自分が繰り返し聴きたかった曲は一通りアルバムに収録されていたので、この選曲に個人的には満足しています。
不満を差し挟める余地は感じませんでした。

このCDは、ツアーが終わったらイベント限定販売されそうな気がしますが、ぜひイベント限定でも良いので販売してほしいです。
デ○ズニーの思惑は読めませんが、スクエニがこんなにも良質なコンテンツをツアー会場限定だけに絞るとは思えません。
それに、もっと多くの人に聴いてほしいアルバムなので、ツアー会場限定なんて勿体ないことはせずに広く販売してほしいです。
一般販売は難しくても、物理的な距離などの問題でコンサートに行けなかった方々のためにも、きっと会場以外でも購入する機会をセッティングしてくれると期待しています。
きっと、しますよね?

現時点ではツアー会場限定のアルバムなので聴ける機会は限られてしまうのですが、機会があればぜひ聴いてほしいアルバムです。
とても良い選曲+アレンジ+演奏なので、最低でも一回は聴いてみる価値があると思います。
KHシリーズの曲が好きな方にとっては必聴です。
ゲーム音楽のオーケストラアレンジが好きな方にもオススメです。

[GMEV] 魔女と百騎兵-Concert- 魔女たちの幻想夜会

3月25日(土)に、日本一ソフトウェアのA・RPG「魔女と百騎兵」のBGMをメインにしたコンサート「魔女と百騎兵-Concert- 魔女たちの幻想夜会」が開催されたので行ってきました。
会場は、府中の森芸術劇場 ウィーンホール。
開演は18:00で、終演は20:15頃でした。

■日本一ソフトウェア主催による日本一ソフトウェア作品初の公式ホールコンサート
今回のコンサートは、日本一ソフトウェア主催の「魔女と百騎兵」を主軸としたものでした。
なんでも、コンサートホールで演奏するような形の公式コンサートは、今回が初だそうです。
バンド形式のコンサートは過去に「ディスガイアナイト」などの例がありますが、音楽ホールで座って聴くタイプのものは確かに記憶にないかも。
ただ、岐阜の隣県を拠点とする某アマチュア楽団が、かつて「魔女と百騎兵」や「ディスガイア」の曲を演奏していた覚えがあります。
あの時、「魔女と百騎兵」の曲が聴きたくて、行こうかどうしようかギリギリまで真剣に悩んだんだよなぁ。
結局、旅費を前にして膝を折りました。

それにしても、ゲーム会社自身が主催する演奏会というのは、ここ最近では珍しかったかもしれません。
近年は、主催はゲーム会社ではなくてイベント企画会社(あるいは団体)で、ゲーム会社は「協力」や「協賛」というサポート的な立ち位置であることが多かったので。
その点は、少し意外に感じました。
が、日本一ソフトウェアという会社の特性を考慮すると、まぁ主催してもおかしくないという気がするから、不思議なものです。
個人的なイメージですが、日本一ソフトウェアって、やりたいことをやりたいようにやる、良くも悪くも挑戦的な会社(その結果、大穴を引き当てることも、大暴投することもある)という印象を抱いています。

■小規模な編成ながら迫力のサウンド
今回演奏された曲は、次の作品のBGMでした。

・魔女と百騎兵(以下、魔女百)の無印, 2
・ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団(以下、ルフラン)
・魔界戦記ディスガイアシリーズ

これらの作品のBGMが、アコースティックなサウンドで演奏されました。
編成は、

・ヴァイオリン(1st, 2nd)
・ヴィオラ
・チェロ
・ピアノ
・ギター(アコースティックギター, エレキギター)
・パーカッション
・アコーディオン

と、総勢8人による小規模なアンサンブル形式。

確かに、編成だけ見れば小規模です。
が、演奏全体の迫力はものすごかったです。
アンプを使っていたからかもしれませんが、まず音圧がすごい。
そして、原曲の拡張するような編曲の見事さがすごい。
さらに、演奏に込められた熱量がすごい。
それらが三位一体となって観客席に襲い掛かってくるような感じで、とにかくすごかったとしか言いようのないすごさでした。

■原曲を生かしつつ、よりダイナミックに拡張されたアレンジ
編曲は、今回の編成に合わせてがっつり手が加えられていたと思います。
魔女百とルフランに関しては、原曲の雰囲気を色濃く残しつつも、今回の編成を生かすようにアレンジされていました。
あの原曲に含まれていた独特の妖しさと美しさはそのまま。
それを継承しつつ、各楽器の魅力を最大限に引き出し、かつ曲自身が持つ魅力も増幅させるような、そんな思慮が見えました。
ゲームを知らなくても十分聴けるような、一つの曲として演奏が成立するような、そんなアレンジです。

ディスガイアについては、実はシリーズ作品のいずれも未プレイでOSTも聴いたことがないので原曲を知らないのですが、魔女百やルフランと同様に上手くアレンジされていました。
原曲を知らなくても、すごく楽しめました。
また、魔女百やルフランの中に混ざっても違和感のない雰囲気に仕上がっていて、ガチで「混ぜるな自然」状態だったのも印象的。
あまりにも上手く魔女百の雰囲気に寄せていて、心底驚きました。
その寄せっぷりのあまり、逆に原曲がどんなものなのか気になったくらいです。
原曲はもっとロックっぽかったり讃美歌っぽかったりするのかな。

■編曲の妙に見事に応えた迫真の演奏
そんな素晴らしい編曲に対して、演奏も見事に応えていました。
演奏者一人一人の技量の高さも素晴らしかったし、演奏に込められた熱量も半端なかったです。
各楽器の音色が混然一体となり、大きな熱量を伴った塊になって、客席に向って飛んできていました。
そのあまりに熱量の高い迫真の演奏に、最初から最後まで心が震えっ放しでした。
魔女百っぽい表現をするなら、圧倒的なまでの音の狂宴、といった感じです。
熱量を伴ったプロの技ってすごい。本当にすごい。
圧巻の演奏でした。

中でも、弦楽器がすこぶる格好良かったです。
特に1stヴァイオリンがめちゃくちゃ格好良くて、演奏時間の半分以上を費やしてガン見していたような気がします。
また、アコーディオンの演奏もとても良かったです。
アコーディオンが入ると途端に魔女っぽさが増すのは、良い意味で卑怯というか、上手い効果というか。
正直、たまりませんでした。

また、演奏者の方々がみんな、今回のコンサートの曲を楽しそうに演奏されていたのも印象的でした。
演奏するのが楽しくて仕方がない、という雰囲気が、音からも姿勢からも伝わってきました。
特に1stヴァイオリンの方が、時折微笑みを浮かべながら弾いていらしたのが実に楽しそうで、聴いているこちらも楽しくなりました。
自分の好きな曲を楽しそうに弾いてくれると、聴いてる方も嬉しくて楽しくなります。

■次回コンサートの会場は岐阜?
コンサート中、ゲストとして佐藤天平さんと新川社長が度々登壇されて、トークを披露されていました。
トークの内容で覚えているのは、

・かつて日本一ソフトウェアがパズルや麻雀ゲームばかり作っていた時代、いよいよ潰れそうというときに「いっそ潰れるならRPGを作って華々しく散ろう!」と新川氏が当時の社長を説得して作られたのが、ミュージカルRPGの「マール王国の人形姫」。
・ミュージカルRPGということから、当時ミュージカルの楽曲も手掛けられていた佐藤天平さんに声がかかった。
・話を持ち掛けられた際、佐藤さんは「よくぞ見つけてくれた」と嬉しく思い、渋谷の坂(当時、日本一ソフトウェアのオフィスが渋谷の坂の上にあったらしい)を足取り軽く降りていったらしい。早く曲を作りたくて仕方なかったそうな。
・初代ディスガイアは、再び会社が潰れかけたときに、新川社長を含めたスタッフ3人が集まって、「魔界」という世界観だけ決めて各々好き勝手に作り始めて、後日合体させてできたもの。
・「魔界」という何でもありの懐の広さが功を奏した。
・音楽について、ディスガイアは何でもありの広がりのあるサウンドを心がけていて、魔女百やルフランは逆に凝縮したサウンドのイメージを大事にして曲を制作した。

新川社長本人も仰っていましたが、なんだか「会社が潰れる」ネタの多いトークだった気がします。
率直に言えば、今も傍から見ていて危なっかしい感じがするので、もはや伝統芸なのではないかと思ってますが。
潰れそうで潰れないしぶとさとしたたかさが。

あと、コンサートのメインであるはずの魔女百に関するトークが少なかったです。
知名度で言えばディスガイアの方が遥かに上なので、まぁ、仕方ないのかな。

新川社長自身はまたこのようなコンサートを開催したいようなので、次回も期待できそうです。
「この日のためだけに編曲して、メンバーを揃えて、会場を押さえて・・・なんて勿体ないから、またやりたい」というような発言をされていました。
ただし、「ワイン片手に屋外でゆったり聴きたい。岐阜城とか、関ケ原の合戦場とかで」とも仰っていたから、会場が岐阜になる可能性が無きにしも非ず。
岐阜かぁ・・・遠いな・・・。
というか、新川社長、本当に岐阜が好きだな。

■感想まとめ
妖しくも美しい魔女百やルフランなどの楽曲を、非常に情熱的に演奏されて、とてもたぎった演奏会でした。
新川社長もトークで発言されていましたが、他にもこの形で聴いてみたい曲があるので、ぜひ次回コンサートも期待したいです。
そのときもまた、足を運んでみたいと思います。

ただ、会場が岐阜だったら、ちょっと考えます。

あ、その前に、まず魔女百のアレンジサウンドトラックの再販をお願いします。
Amaz○nで「いつか買おう」と欲しいものリストに入れておいたらいつの間にか売り切れていて、「いつか再販されるだろう」と思っていたけれどいつになっても再販されなくて、今「在庫のあるうちに買っておけば良かった」と密かに悔し涙を流しています。
パンフレットに掲載されていたくらいなので、きっと再販してくれると期待しています。
心の底から、期待しています。(大事なことなので


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMEV] Music 4Gamer #1 「聖剣伝説」25th Anniversary Concert

3月24日(金)に聖剣伝説シリーズのオーケストラコンサート「Music 4Gamer #1 「聖剣伝説」25th Anniversary Concert」が開催されたので、行ってきました。
会場は、Bunkamuraオーチャードホール。
19:00開演で、21:00頃に終演しました。

演奏は、東京交響楽団。
指揮は、柴田真郁氏。

■聖剣伝説25周年記念としてシリーズ初の公式オーケストラコンサート
2016年、聖剣伝説シリーズは発売25周年の記念イヤーでした。
今回のオーケストラコンサートはそれを記念して、ゲーム情報サイト「4Gamer」とタッグを組んで企画されたものです。
開催時点で2017年なので、正確には今年で発売26周年なのですが、まぁ細かいことはいいのです。誤差の範囲内です。

聖剣伝説シリーズはナンバリングタイトルだけでなく派生作品も数多くあるのですが、今回の演奏会では「聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-」(以下、1)、「聖剣伝説2」、「聖剣伝説3」、「聖剣伝説 Legend of MANA」(以下、LOM)、「聖剣伝説4」の曲が演奏されました。
演奏された曲は、4Gamerで募集したリクエストをもとに選曲されたそうです。
このラインナップは、個人的には正直なところありがたかったです。
自分の聖剣シリーズ作品プレイ歴が、

・1(GB版+Vitaリメイク版)、2、3、LOM、「聖剣伝説 CHILDREN of MANA」クリア済み
・4は開始30分で挫折(でもOST持ってる)
・「新約・聖剣伝説」は途中までプレイした(でもOST持ってる)
・「聖剣伝説 HEROES of MANA」、「聖剣伝説 RISE of MANA」はOST持ってるけれど未プレイ
・他は未プレイで曲も全く知らない

という状態だったので。
やはりナンバリングタイトルとLOMは、格別に思い入れが強いです。

コンサートにはどうしても演奏時間に上限があり、無制限にあれもこれもと演奏することはできないため、シリーズの中からこの4作品に絞ったのは正解だと思います。

■過去の名アレンジを生かしつつ、オーケストラを生かした編曲
編曲は、原曲に対してそこそこ加えられていました。
これまでプロ・アマ問わず様々な楽団の演奏会で何度か聖剣シリーズの演奏を聴いたことがありますが、それらよりも比較的編曲が強かったように思います。
ただ、原曲がそもそも演奏することを想定して制作されていないので、それを人の手で演奏できる形にした程度です。
原曲の雰囲気や空気感はほぼ残されていました。

一部、既にオーケストレーション化されているものは、それをベースにリアレンジ、あるいはそのまま演奏されていたりもしましたが。
特に下村陽子さんの「drammatica」に収録されているLOMの曲は、そのまま再現されていたことが多かったように思います。
他にも、1は「想いは調べにのせて」バージョンをベースにアレンジされているような曲もありました。
メドレーの都合上、オリジナルのアレンジになっている部分もありましたが、過去の名アレンジを生かしてくれていたところにも、25年もの長きに渡って愛されてきた作品への敬意を感じました。

その上で、オーケストラによる生演奏という付加価値を最大限に生かすような、ダイナミックなアレンジになっていたと思います。
激しい曲は熱く壮大に、泣ける曲はしっとりと、時にはソロを交えつつ、メリハリの付いたとても良いアレンジでした。

少し余談ですが、「drammatica」版が多く採用されているのは、「drammatica」のオーケストラアレンジが最強だからなんだと思います。
先日開催された「キングダムハーツ」のオーケストラコンサートでも、「drammatica」収録曲はそのまま演奏されることが多かったですし。
あのスコアがあることで編曲にかかる負荷が下がっているのであれば、「drammatica」は色々な意味で名盤ではないかと。
演奏とアレンジの質の高さという意味だけでなく、貢献度的な意味でも。
もう、あれが公式スコアで良いと思います。

■編曲の素晴らしさに見事に応じた演奏の素晴らしさ
今回演奏された曲の中には、いくら考えても人の手で演奏できる曲じゃないと思われた曲もありました。
2の「危機」や「子午線の祀り」はどんなにオーケストレーションしても、あれを再現するのは難しいだろうと、開演前は思っていました。
それがプロの業によってどんな風に料理されるのか、楽しみでもあり不安でもありました。

そんな思いの中、蓋を開けてみたら、とんでもない超絶技巧が披露されました。
演奏を聴いている最中ずっと、「え、これ、人の手で演奏できるの? え? え??」と感嘆しか出てきませんでした。
プロの本気がガチで本気で、半端なかったです。脱帽ものです。プロすごい。

バトル曲のような熱い曲は熱く情熱的に、イベント曲のような切ない曲は情緒豊かに、ゲームを想起させるのに十分な熱量の含んだ演奏でした。
今回ステージで演奏に参加された東京交響楽団の方々全員が聖剣伝説をプレイされているとは思えないけれど、譜面からそのへんを汲み取って演奏されているところも、さすがプロだなと感心しました。

まぁ、原曲を知らないことが原因と思われる音のズレも、多少ありましたが。
全体的な完成度の高さから言えば、些細なことです。

■開演前トークショー(作曲家編)
開演前の18:30から30弱ほど、伊藤賢治さんと菊田裕樹さんをゲストに招いたトークショーが開催されました。
トークの内容は、かなり濃いものでした。
濃過ぎて、実はあまり覚えていません。
かろうじて覚えているのは、

・人が演奏することを想定した曲ではないので、(演奏者に対して)ドSな曲ばかり。特に菊田さんの曲が。
・発注を受ける際の指示は、大体「通常バトル」「ザコ1」「ザコ2」「ボス戦」「ラストバトル」など、とてもアバウト。
・菊田さんは曲が降りてくるタイプ。イトケンさんは曲が降りてくることもあれば、悩み抜いた挙句に気分転換しようとしたタイミングで閃いたりするタイプ。

というぐらい。

今回会場に来ることができなかった下村陽子さん(キングダムハーツのワールドツアーでイギリスに行っていたのではないかと思う)からは、音声コメントが届いていました。
その中で、会場にいないことを良いことに、イトケンさんと菊田さんへ「デモを提出するときはどんな心境ですか?」という質問に続いて、「きっと自信満々に提出されていたと思います!」と半ば挑発とも取れる爆弾発言を投下されていきました。
今回の演奏会の中で、下村さんが一番の地雷踏みでした。
ただ、その質問に対して漫才みたいな回答を和気あいあいとするイトケンさんと菊田さんから、コンポーザー陣の仲の良さも感じられました。

ちなみに質問に対する回答は、イトケンさんが「提出とリテイクを繰り返して曲を仕上げていく」、菊田さんが「できるだけデモは出したくない、出すときに完成形を出したい」とのこと。
ただ、お二人とも「発注元が期待しているものを予測して作曲している」という点は共通していました。

開演前トークショーの最後に、イトケンさんが「いっぱい喋れた!」と喜んでいたのが印象的でした。
おそらく昨年のサガオケと比較しての発言だと思いますが、あのときはトークの時間がものすごく短くて物足りなさそうでしたしね。

■休憩中トークショー(制作スタッフ編)
第一部終了後に20分ほど、再びトークショーが開催されました。
今度のゲストは、聖剣伝説の生みの親である石井浩一さん、2, 3の制作に関わられた田中弘道さん、現・聖剣伝説プロデューサーの小山田将さん。
聖剣伝説について、主に石井さんが当時の思い出を熱く濃く語られていました。
トークの内容としては、

・発売された1は、実は三代目の聖剣伝説。
・「聖剣伝説」という商標を取得した初代は、FFよりも前に開発に着手していた。
・今の聖剣伝説とは全く異なるシステムで、3DダンジョンRPG(ウィザードリィのようなもの)だった。
・しかも、ディスクシステムで3部作という構成だった。
・三代目にあたる1を制作する初期段階では、RPGにする想定だった。
・が、石井さんが参加され、石井さんの意向によりアクション要素が追加されて、今の1のような形になった。
・マナの樹を女性、剣を男性に見立てて、樹に守るようにその根元に突き刺さっている剣のイメージが石井さんの中に思い浮かんだ瞬間に、「これはいける!」と直感した。
・FFが物質世界なら、聖剣伝説はそのアストラル(精神)世界。だから精霊が見える。
・モンスターの色にも理由があり、ラビの色が黄色なのは太陽の光を受けたから。他のキャラの色もそれぞれ理由がある。
・2は、企画当時、任天堂とソニーがCDをメディアにした新しいハードを出すという話があり、それ用に開発していた。
・開発段階でキャラデザを鳥山明さんに依頼していた。
・が、いくら待っても新しいハードの話が進まず、結局SFCで出した。
・鳥山明さんの要素は、クロノ・トリガーに引き継がれた。
・2, 3がマルチプレイに対応しているのは、家族で楽しめるようにするため。
・LOMのシステムが2, 3からガラリと変わったのは、石井さんが同じもの(似たようなもの)を作りたくなかったから。

などなど、これまで聞いたことのないこともポンポン飛び出していました。
どのトークも非常に興味深かったです。

■丁寧なつくりのパンフレット
当日物販で販売されたパンフレットが非常に読み応えのあるものになっていて、面白かったです。
曲目解説もあり、インタビュー記事も豊富。
しかも、内容がどれも濃かったです。
巻末にはシリーズ作品の紹介記事が掲載されていたのですが、ガラケー作品まで網羅。
すごく丁寧につくられているパンフレットでした。
これは、聖剣シリーズ好きは一読の価値があるのではないかと。

そういえば、シリーズ作品のうちスマホ作品は2年ほどでサービス終了しているものもあって、そこにそこはかとない切なさを感じました。
聖剣って、スマホはあんまりパッとしないよね。。。

■感想まとめ
選曲、編曲、演奏にトークと、どこを取っても満足した演奏会でした。
演奏会の時間は休憩時間(30分)を含めて2時間とやや短めでしたが、トークがあったためか、それほど短くは感じませんでした。
最後の最後に、イトケンさんの煽りによって半強制的に全員スタンディングオベーションになったのですが、それが苦にならないくらいの満足感でした。
イトケンさんも菊田さんも、カーテンコール時のテンションが妙に高く見えたけれど、きっと演奏を聴いて興奮されていたのだろうなぁ。うん、わかります。

というくらい満足度の高い演奏会だったので、これ1回で終わらせてしまうのは勿体ないと思います。
今回は平日開催ということもあって、来られなかった方も多かったと思うので、ぜひ土日に再演してほしいです。

4Gamerでは今後も「Music 4Gamer」として、ゲーム音楽のコンサートを開催していくそうです。
1つの作品(あるいは1つのシリーズ作品)をプロの奏者でがっつり演奏するということは、GAME SYMPHONY JAPANと似た路線になるのでしょうか。
ただ、演奏形式はオーケストラに限らないそうなので、そこで差別化を図っていくのかな。
何にせよ、今回の演奏会がとても熱くて満足したものだったので、今後の展開にも期待です。


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMCD] FIRE EMBLEM MUSIC COLLECTION : PIANO ~Faith & Engagement~

任天堂のS・RPG「ファイアーエムブレム」(以下、FE)シリーズのアレンジアルバム「FIRE EMBLEM MUSIC COLLECTION : PIANO ~Faith & Engagement~」が発売されたので、早速ゲットしました。
収録曲数は、全16曲。
再生時間は、トータルで60分ほど。

ちなみに、先日開催されたアレンジアルバム発売記念コンサートの方は行けませんでした。
行きたいのは山々だったのですが、3月から5月にかけてイベント被りがヒドくて懐があまりにも寒くなってしまったので、泣く泣く諦めました。
いいもん、このアルバムをヘッドホン着用+爆音で聴いて我慢するもん・・・・・・くそぅ、行きたかったな・・・(泣

このアルバムには、タイトルにもある通り、FEの曲をピアノ主体にアレンジされた楽曲が収録されています。
ピアノソロの曲もあれば、フルート+ピアノやヴァイオリン+ピアノの曲もあったり。
ピアノは全曲に参加していますが、ピアノオンリーというわけではありません。

FEの曲というと、個人的にはなんとなく弦楽器のイメージが強いです。
特にSFC時代の作品の音源に慣れ親しんで育ったからか、より一層その傾向にあります。
そのためか、ピアノメインのアレンジというのは新鮮でした。

アレンジは、結構大胆です。
このアルバムに収録されている全楽曲の原曲を知っている(覚えている)わけではないのですが、知っている曲だけに限って言ってもかなり大幅にアレンジが施されています。
単純に原曲をピアノに落とし込んだような感じではありません。
主旋律には原曲成分が多く含まれているけれど、伴奏部分は躍動感のあるものになっています。
ゲームシーンと照らし合わせると違和感があるかもしれませんが、ゲームとは切り離して単純に曲として聴くと、これはこれで面白いアレンジだと思いました。
聴いていて「お、そう来たか」と感じたことが、しばしばありました。

演奏もアレンジも、一言で言い表すならば「情熱的」。
想像以上に熱いというかポジティブというかダイナミックというか。
勇壮というよりは、躍動感たっぷりという感じです。
一曲の展開の中にもメリハリがかなり強く効いていて、聴いていてあまり飽きません。

アレンジの元になった曲は、FEシリーズの主なタイトルから幅広く選曲されています。
が、リメイク作品はともかく、「烈火の剣」と「聖魔の光石」の曲がないのは少々残念。
その一方で、「if」の曲が3曲収録と、他のタイトルより少し多めに採用されています。
また、「外伝」「蒼炎の軌跡」「暁の女神」「覚醒」からそれぞれ2曲ずつ選ばれています。
他、「暗黒竜と光の剣」「紋章の謎」「聖戦の系譜」「トラキア776」「封印の剣」から各1曲ずつ収録されています。

試聴用のサンプルを聴いて以来楽しみにしていた「覚醒」の「貴様らが…姉さんの言葉を語るな!」は、情熱的なヴァイオリンがとても印象に残る曲になっていました。
原曲に多く含まれていた悲壮感や喪失感は薄くなっているけれど、その分前向きで熱い曲になっています。
原曲の切なさ乱れうち感も大好きだけど、こちらのアレンジもこれはこれで好きです。
ゲームシーンとは合わないけれど、とても良いアレンジだと思います。

全体的に大幅にアレンジされているので、原曲至上主義の方には違和感があるかもしれません。
けれど、ゲームと切り離して曲は曲として聴けば、とても素晴らしいアレンジかつ演奏だったと思います。
どの曲も聴き応えがあって、満足しました。
個人的には、前述の「貴様らが(以下略)」と「if~ひとり思う~」がオススメです。